技術者入門Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者入門Ⅱ
科目番号 e0030 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない
担当教員 大野 貴信,水越 彰仁

到達目標

LEGOマインドストームを通して,プログラミングや情報セキュリティに関する知識を得て,2年生以降の学習に活用することができる.
3年生をリーダーとして課題を遂行することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1情報セキュリティに関して危険性や対策方法を説明できる情報セキュリティに関して危険性や対策方法を理解できる情報セキュリティに関して危険性や対策方法を理解できない
評価項目2課題解決のためにプロジェクトチームを牽引することができるリーダーの指導によりプロジェクトを遂行することができるリーダーの指導によりプロジェクトを遂行することができない
評価項目2マインドストームを使って自由に制御プログラムを作成できるマインドストームを使って基本的な制御プログラムを作成できるマインドストームを使って制御プログラムを作成できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(1) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる
準学士課程 4(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気電子工学に関して興味をもち,理解を深めるための課題解決型の授業である.
授業の進め方・方法:
授業中は3年生のリーダ1人と1年生3~4名が1班となり、リーダーを中心としてプログラミングに関する課題を解決する。
マインドストームを使ったプログラムとセキュリティについて学ぶ。
注意点:
3年生のリーダーとよく連絡をとり,プロジェクト課題の製作物を納期までに完成させること。
プロジェクトチームで解決が難しい事項は,上級生や教員・技術職員に質問し,早めに解決すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
モーターの動作原理
モーターの動作原理を理解し、モーターを用いた回路を製作できる。
2週 プログラミングによるモーターの制御 マインドストームを使って、モーター制御プログラムを記述できる。
3週 センサの動作原理 様々なセンサの使用用途・原理を理解し、センサーを用いた回路を製作できる。
4週 プログラミングによるセンサ入力処理 マインドストームを使って、センサー入力を扱うプログラムを記述できる。
5週 マインドストームの組み立て 設計書に従い、マインドストームを組み立てることができる
6週 マインドストームの実習 与えられたマインドストームの課題に対して、チームで協力してプログラミングで解決することができる
7週 マインドストームの実習 与えられたマインドストームの課題に対して、チームで協力してプログラミングで解決することができる
8週 授業のふりかえり 7週目までの授業内容について報告する。
4thQ
9週 マインドストームの実習 与えられたマインドストームの課題に対して、チームで協力してプログラミングで解決することができる
10週 マインドストームの実習 与えられたマインドストームの課題に対して、チームで協力してプログラミングで解決することができる
11週 マインドストームの実習 与えられたマインドストームの課題に対して、チームで協力してプログラミングで解決することができる
12週 発表資料の作成 自分たちの製作したマインドストームに関する資料を作成できる
13週 情報セキュリティ1 情報セキュリティに関して、危険性を説明できる。
14週 情報セキュリティ2 情報セキュリティに関して、防御策を説明できる。
15週 授業のふりかえり 14週目までの授業内容について報告する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。1後15
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。1後15
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。1後15
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。1後15
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。1後15
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。1後15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1後15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1後15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1後15
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1後15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1後15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1後15
他者の意見を聞き合意形成することができる。1後15
合意形成のために会話を成立させることができる。1後15
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。1後15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1後15
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1後15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1後15
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1後15
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1後15
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1後15
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。1後15
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1後15
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。1後15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。1後15
事実をもとに論理や考察を展開できる。1後15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。1後15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1後15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1後15
目標の実現に向けて計画ができる。1後15
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。1後15
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1後15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。1後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。1後15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。1後15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。1後15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。1後15
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。1後15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている1後15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ報告書その他合計
総合評価割合020000800100
基礎的能力020000800100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000