日本事情III

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本事情III
科目番号 e0680 科目区分 一般 / 必修(留学生)
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリント等を配布する
担当教員 若葉 陽一

到達目標

2年次に開講されている「電気回路ⅠA, ⅠB」「工学基礎演習Ⅰ」の内容を理解し,電気電子工学の基礎を深める.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安交流の直列回路、並列回路、直並列回路、直列共振回路、並列共振回路を理解している。交流の直列回路、並列回路、直並列回路、直列共振回路、並列共振回路を理解していない。
評価項目1交流の直列回路、並列回路、直並列回路、直列共振回路、並列共振回路を計算し、特性を理解することができる。相互誘導回路と変圧器結合、交流電力と力率、交流回路の周波数特性を理解している。相互誘導回路と変圧器結合、交流電力と力率、交流回路の周波数特性を理解していない。
評価項目2相互誘導回路と変圧器結合、交流電力と力率、交流回路の周波数特性を計算し、特性を理解することができる。コイルとコンデンサの特性を理解し、正弦波交流を三角関数及びフェーザで表現することができる。コイルとコンデンサの特性を理解せず、正弦波交流を三角関数及びフェーザで表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 電気電子工学分野の基礎・専門的な知識・技術やその応用力の修得

教育方法等

概要:
交流の直列回路,並列回路,直並列回路,直列共振回路,並列共振回路を学ぶ.
相互誘導回路と変圧器結合,交流電力と力率,交流回路の周波数特性を学ぶ.
授業の進め方・方法:
適宜プリント等を配布し講義を行う.
また,授業の後半を使って演習を実施し,その日の授業内容を確実に身につける.
注意点:
質問は随時受け付けるので分からない時は質問すること.
講義中に理解しきれなかった部分は,次の授業までに必ずできるようにしておく.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 LC直列回路、RLC直列回路 LC直列回路とRLC直列回路の計算ができる.(MCC)
2週 並列回路 並列回路の計算ができる.(MCC)
3週 直並列回路 直並列回路の計算ができる.(MCC)
4週 交流回路におけるキルヒホッフの方程式(1) 簡単な回路網の計算ができる.(MCC)
5週 交流回路におけるキルヒホッフの方程式(2) 簡単な回路網の計算ができる.(MCC)
6週 交流回路における各種回路法則を理解できる 重ねの理を使った簡単な回路計算ができる.テブナン・ノートンの定理を使った簡単な回路の計算ができる.(MCC)
7週 交流回路のブリッジ 交流回路のブリッジの計算ができる.(MCC)
8週 後期中間試験 これまでの確認試験
2ndQ
9週 直列共振回路(1) 直列共振回路を理解し,その計算ができる.(MCC)
10週 直列共振回路(2)/並列共振回路 直列共振回路を理解し,その計算ができる.
並列共振回路を理解し,その計算ができる.(MCC)
11週 相互誘導回路(1) 相互インダクタンスを理解し,相互誘導回路を計算できる.(MCC)
12週 相互誘導回路(2) 同上(MCC)
13週 交流電力(1) 有効電力・無効電力・皮相電力・力率 交流電力を理解し,その計算ができる.(MCC)
14週 交流電力(2) 複素電力・最大電力 複素電力を使って計算できる.最大電力を求める.(MCC)
15週 今までの総復習
16週 学年末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。2
平均値と実効値を説明し、これらを計算できる。1前13
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。2
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。2
瞬時値を用いて、交流回路の計算ができる。2
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。2
インピーダンスとアドミタンスを説明し、これらを計算できる。2
キルヒホッフの法則を用いて、交流回路の計算ができる。2前5
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。2前3
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。2前6
網目電流法を用いて回路の計算ができる。2前5
節点電位法を用いて回路の計算ができる。2前6
テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。2前6
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。2前9
相互誘導を説明し、相互誘導回路の計算ができる。1前11
理想変成器を説明できる。1
交流電力と力率を説明し、これらを計算できる。2前13

評価割合

試験演習合計
総合評価割合1000100
基礎的能力000
専門的能力1000100
分野横断的能力000