国語IIA

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語IIA
科目番号 g0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 嶋中道則ほか『精選論理国語』(東京書籍、2023年)、『ことばを広げる新漢字ノート』(浜島書店)
担当教員 加藤 達彦

到達目標

1.話し手の言葉を聴き取り理解することができる。(聴く力)
2.授業で扱う様々な文章を読解することができる。(読む力)
3.自分の思いや考えを表現することができる。(書く力)
4.常用漢字をほぼ読み書きできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1話し手の言葉を正確に聴き取り、かつ真意を推し量り、対応することができる。話し手の言葉を正確に聴き取り、理解することができる。話し手の言葉を正確に聴き取り、理解することができない。
評価項目2常用漢字を含め、授業で扱う様々な文章を正確に読解し、かつ鑑賞することができる。常用漢字を含め、授業で扱う様々な文章を正確に読解することができる。常用漢字を含め、授業で扱う様々な文章を正確に読解することができない。
評価項目3常用漢字を使い、自分の思いや考えを的確に、かつ独創的に表現することができる。常用漢字を使い、自分の思いや考えを的確に表現することができる。常用漢字を使い、自分の思いや考えを的確に表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 3(1) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国語Ⅱでは、特に「読む」「書く」等の基礎学力の向上を重視する。様々な文章を読むことで日本の文化や伝統に触れ、基礎的な知識を身につけると同時に豊かな人間性を養うべく、幅広い視点から教養を深めることを目標とする。
授業の進め方・方法:
①授業は基本的に教科書に沿って講義形式(スライド説明)で行う。
②講義は集中して聴き、ノートを取るのは当然である。それに加えて、自分の意見やアイディアを記録する癖をつけること。
③漢字テキストについては、毎週小テストを行うのでテスト範囲にあわせて事前に自学自習を進めておくこと。
④指示された課題は、目的を理解して丁寧に取り組み、期限までに確実に提出すること。
注意点:
自ら疑問点を出し、積極的に質問して授業の中で解決していくという態度が大切である。そのためにも予習として前もって作品を読み、わからない語句等を辞書で調べてくることが望ましい。
なお、欠課時数が1/3を超えた場合は基本的に年度内再評価は認めない。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
コラム「論理の力を鍛えよう」
テキストの使い方、漢字学習の取り組み方と注意点、提出物に関する諸注意を理解する。
書かれている内容を理解し、論理的に考えることの意義を知る。
2週 つなげる力 「接続関係」について学び、文章を論理的に理解する力を養う。(MCC)
3週 ①発見への誘い《芸術》清岡卓行を読解する。 具体例に注目して筆者の主張を理解し、芸術の見方について考える。(MCC)
4週 ②発見への誘い《芸術》清岡卓行を読解する。 内容や構成、論理の展開などを的確に捉え、論点を明確にしながら要旨を把握する。(MCC)
5週 ①発見への誘い《読書》國分功一郎を読解する。 読書の意義について筆者の主張を読み取り、自分に引き寄せて考える。(MCC)
6週 ②発見への誘い《読書》國分功一郎を読解する。 文章の内容や解釈を多様な論点や異なる価値観と結びつけて、新たな観点から自分の考えを深める。(MCC)
7週 前期中間課題 図書館の書籍を利用して課題に取り組み、読解力・表現力を養う。(MCC)
8週 教科書の内容および常用漢字・語彙の復習(授業進度の調整) 教科書および漢字のテキストをもとにこれまでの学習内容を復習する。(MCC)
2ndQ
9週 ①小説 中島敦を読解する。 作者に関する知識を学び、作品や時代背景について自分の考えを深める。(MCC)
10週 ②小説 中島敦を読解する。 文章の種類を踏まえて、内容や構成、展開、描写の仕方などを的確に捉える。(MCC)
11週 ③小説 中島敦を読解する。 語り手の視点や場面の設定の仕方、表現の特色について評価することを通して、内容を解釈する。(MCC)
12週 ④小説 中島敦を読解する。 語り手の視点や場面の設定の仕方、表現の特色について評価することを通して、内容を解釈する。(MCC)
13週 ⑤小説 中島敦を読解する。 登場人物の心情を表現に即して把握し、主人公の内面と苦悩について考える。(MCC)
14週 教科書の内容および常用漢字・語彙の復習(授業進度の調整) 教科書および漢字のテキストをもとにこれまでの学習内容を復習する。(MCC)
15週 (前期期末試験) 今までの授業内容をふまえて、設問に対して正しく解答する。(MCC)
16週 試験の解答と解説 試験問題を見直し、正しい答えの導き方を確認する。

評価割合

漢字小テスト漢字テキスト授業内の課題中間課題期末試験その他合計
総合評価割合10103015350100
基礎的能力10103015350100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000