現代社会A

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代社会A
科目番号 g0110 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 東京書籍『公共』
担当教員 小谷 俊博

到達目標

・技術者倫理の基本的な問題を具体例を参照しながら理解できる。
・青年期の課題や公共空間で生きる上での課題を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1技術者の社会的使命について説明できる技術者の社会的使命を認識できる技術者の社会的使命を認識できない
評価項目2技術がもたらす利益と損害について説明できる技術がもたらす利益と損害について認識できる技術がもたらす利益と損害について認識できない
評価項目3憲法や法の役割、平等や権利の意義を説明できる憲法や法の役割、平等や権利の意義を理解できる憲法や法の役割、平等や権利の意義を認識できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(2) 説明 閉じる
準学士課程 1(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業は、技術者倫理の基本問題の理解および「公共」の導入にあたる青年期の自己理解や公共の中での人間のあり方に関する基礎的な内容を理解することを目的とした授業である。
授業の進め方・方法:
教員からの講義に基づき、ワークシートに取り組み、グループで意見交換しながら理解を深める方法で進める。受け身の態度ではなく、主体的に思考し、また他者の意見に積極的に耳を傾け理解しようとする態度が重要となる。
注意点:
授業内で取り組むワークシートは、全体の成績の20%になる。また、中間試験・定期試験を実施し、それぞれ全体の成績の40%、合計で80%として反映させる。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業の方針・目的について理解する
2週 技術者倫理1 製造物責任等を例に、技術者の社会的責任、プロフェッショナルとしてのあり方を理解する
3週 技術者倫理2 個人情報、著作権、知的財産権について理解する
4週 技術者倫理3 特許権や不正競争防止法について理解する
5週 技術者倫理4 SDGsの経緯および環境問題の1例として水俣病の問題について理解する
6週 技術者倫理5 異文化理解とグローバル化に関わる技術者倫理上の問題について理解する
7週 技術者倫理6 技術移転および内部告発に関する技術者倫理上の問題について理解する
8週 中間試験
2ndQ
9週 技術者倫理7 情報倫理の基礎的な内容について理解する
10週 技術者倫理8 バリアフリーデザイン・ユニバーサルデザインの例を参照しつつ、設計に関わる技術者倫理の問題について理解する
11週 技術者倫理9 AI等の最新技術に関する技術者倫理の問題について理解する
12週 現代社会に生きる青年 青年期と自己形成の課題および自己形成と社会の参画について理解する
13週 社会的な関係のなかで生きる人間 個人として尊重される人間および社会的な存在としての人間について理解する
14週 公共空間における人としてのあり方 功利主義・義務論や幸福の原理について理解する
15週 期末試験
16週 試験返却・解説・総まとめ 試験返却および解説を確認し、前期の授業の総まとめを行う

評価割合

試験ワークシート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000