経済学A

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 経済学A
科目番号 g0640 科目区分 一般 / 必修選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

MCC Ⅲ-C 社会                                                                                                                                                                                     
評価項目1 日本経済の現状を把握し、理解できる
評価項目2 日本経済の問題点を多角的に理解できる
評価項目3 日本経済の状況を自分の身近な問題と関連づけて考察することができる                                                                                           日本と世界を取り巻く経済状況は、年々不安定さを増している。それについて、理論と実際の両面から理解できるようにすることが目標である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1日本経済の現状を把握し、理解できる。日本経済の現状をある程度理解できる。日本経済の現状を十分理解できない。
評価項目2日本経済の問題点を多角的に理解できる。日本経済の問題点をある程度説明できる。日本経済の問題点を理解できない。
評価項目3日本経済の状況を自分の身近な問題と関連づけて考察することができる。日本経済と自分の身近な問題を一定程度関連づけて考察することができる。日本経済を身近な問題と関連付けて考察することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_3 教養と倫理観の修得と社会への貢献
JABEE A-1 人間性と健康な心身

教育方法等

概要:
日本経済の取り巻く問題点を理解し解決策を探る。
授業の進め方・方法:
講義形式で進め、経済の理解に資する映像を適宜用いる。90分の授業時間に対し、180分の自学自習時間が必要である。授業中に出す課題に対し、書籍、映像、ネット情報など適切な資料を活用し回答する。Forms等での提出とする。レポート(80%)と小レポート(20%)で評価する。
注意点:
世界や日本の動きは、一見無縁に見えて個人の日常や生活に深く関わっている。そのことを常に留意して授業に臨んでもらいたい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業方法の理解
2週 GDPとは何か GDPについて理解できる(MCC)
3週 消費の仕組み 消費が経済発展とどう結びつくかを理解できる(MCC)
4週 インフレとデフレの歴史 インフレの問題点、デフレの影響を世界的・歴史的に理解できる(MCC)
5週 株式市場の仕組み 経済を支える株式市場の基本的な枠組みについて理解できる(MCC)
6週 貨幣の仕組み、需要と供給 経済の上で不可欠な、貨幣の仕組みとその需要と供給について理解できる(MCC)
7週 乗数理論とIS-LM分析 経済分析に不可欠な、乗数理論とIS-LM分析について理解できる
8週 中間まとめ ここまでの授業内容理解の確認
2ndQ
9週 格差の問題点(1) 地域・経済格差の状況を理解できる(MCC)
10週 格差の問題点(2) 地域・経済格差の状況を理解できる(MCC)
11週 失業と不当労働の問題(1) 日本の失業および不当労働問題の現状を理解できる(MCC)
12週 失業と不当労働の問題(2) 日本の失業および不当労働問題の現状を理解できる(MCC)
13週 金融問題 金融問題がもたらす経済への影響について理解できる(MCC)
14週 経済をめぐる事件と解決策 経済苦境による悲劇を防ぐ方策について理解できる(MCC)
15週 まとめ 授業で扱った様々な課題についての理解を深める
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前2,前4,前6
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前3,前5,前13,前14
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前9,前10,前11,前12

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
評価項目15050
評価項目22525
評価項目32525