技術者入門Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 技術者入門Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 谷井 宏成,若葉 陽一,小原 翔馬

到達目標

電気電子工学を学ぶ上で必要な情報セキュリティについての知識を習得し,的確で信頼性の高い情報検索ができるようになる
電気電子工学を学ぶ上で必要な電気回路・プログラミングの概念を理解し基礎的な問題がとける

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1パソコンの仕組みを理解し、自らでセキュリティ対策を施して安全にインターネットを使うことができるパソコンの仕組みを理解し、安全にインターネットを使うことができる安全にインターネットを使うことができない
評価項目2電気の基礎知識リーダーの指導によりプロジェクトを遂行することができる.リーダーの指導によりプロジェクトを遂行することができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(3) 技術者としての責任
準学士課程 2(1) 基礎知識と論理的思考能力
準学士課程 2(2) 専門分野の知識と能力
準学士課程 2(3) ものづくりに必要な力
準学士課程 4(2) 協力し行動する力

教育方法等

概要:
電気電子工学に関して興味をもち,理解を深めるための課題解決型の授業である.
授業の進め方・方法:
授業毎にコンピュータ及び電気に関する授業資料及び課題を課す。
班員と協力して課題を解決する。
注意点:
パソコンやインターネットを多用するため、パソコンの基本操作・Officeの使い方・インターネットなどについて学習しておくと授業がよりスムーズに進められる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
情報セキュリティ(1)
インターネットの仕組みを説明できる。
2週 情報セキュリティ(2) WEBについて説明できる。
インターネットを使って希望する情報の検索ができる。
3週 情報セキュリティ(3) 情報モラルについて説明できる。
インターネットのセキュリティ方法を説明できる。
4週 身近な電気の基礎知識 家庭に供給される電気や電池についてインターネットを使って自らで調べ説明できる。
5週 電気電子工学の調査 近年の電気電子工学の技術についてインターネットを使って自らで調べ説明できる。
6週 情報管理およびデータの取り扱いの調査 コンピュータウィルスやUSBメモリ等のデータ管理について理解し、データの取り扱いについて説明できる。
7週 プログラミング入門 ブラウザアプリ「アルゴロジック」上でアルゴリズムを構築する問題を解くことができる。
8週 パソコンの基礎知識 パソコンの仕組みや、パソコンで使われるハードウェアや入力装置について説明できる。
2ndQ
9週 学内LANを使ったPC操作 学校内のLANを使ってセキュリティについて注意しながらweb検索等を実践できる。
10週 Wordの使い方 Office Wordの基本的な使い方を理解し、簡単な文書を作成できる。
11週 Excelの使い方 Office Excelの基本的な使い方を理解し、得られた数値から適切なグラフを作成できる。
12週 電気工学の基礎知識(1) 電流や電圧、オームの法則、電気計測について説明できる。
13週 電気工学の基礎知識(2) 抵抗の直並列、電力、電力量などを解析できる。
14週 PowerPointの使い方 Office Power Pointを使って対象とする物のプレゼンテーション資料を作成できる。
15週 授業のふりかえり 14週目までに学んだ内容をふりかえり、適宜WordやPowerpointを使ってまとめる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。1前15
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。1前15
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。1前15
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。1前15
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。1前15
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。1前15
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。1前15
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1前15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。1前15
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。1前15
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1前15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。1前15
他者の意見を聞き合意形成することができる。1前15
合意形成のために会話を成立させることができる。1前15
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。1前15
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1前15
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1前15
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1前15
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。1前15
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。1前15
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1前15
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。1前15
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1前15
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。1前15
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。1前15
事実をもとに論理や考察を展開できる。1前15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。1前15
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1前15
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1前15
目標の実現に向けて計画ができる。1前15
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。1前15
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。1前15
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。1前15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。1前15
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。1前15
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。1前15
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。1前15
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。1前15
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている1前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題その他合計
総合評価割合000001000100
基礎的能力0000070070
専門的能力0000030030
分野横断的能力00000000