到達目標
高専1年次で学習する内容(数と式、方程式・不等式、関数、図形と式、数列)を用いて、高専2年次から3年次にかけて学習する内容(ベクトル、行列と行列式、線形変換、微分、積分、微分方程式、関数の展開、偏微分、重積分)の基本的な事項を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 数と式、方程式・不等式、関数、図形と式、数列について、すべての基本事項を適用できる。 | 数と式、方程式・不等式、関数、図形と式、数列について、重要な基本事項を適用できる。 | 数と式、方程式・不等式、関数、図形と式、数列について、重要な基本事項を適用できない。 |
評価項目2 | ベクトル、行列と行列式、線形変換、微分、積分について、すべての基本事項を理解できる。 | ベクトル、行列と行列式、線形変換、微分、積分について、重要な基本事項を理解できる。 | ベクトル、行列と行列式、線形変換、微分、積分について、重要な基本事項を理解できない。 |
評価項目3 | 微分方程式、関数の展開、偏微分、重積分について、すべての基本事項を理解できる。 | 微分方程式、関数の展開、偏微分、重積分について、重要な基本事項を理解できる。 | 微分方程式、関数の展開、偏微分、重積分について、重要な基本事項を理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
高専2年次の内容(ベクトル、行列と行列式、線形変換、微分、積分)から始めて、高専3年次の内容(微分方程式、関数の展開、偏微分、重積分)まで、問題演習を通して重要な基本事項を確認し、理解する。高専1年次の内容(数と式、方程式・不等式、関数、図形と式、数列)の利用方法についても確認する。
授業の進め方・方法:
授業の最初に基本事項の小テストを実施し採点する。次に、テーマ別問題演習プリントを70分程度で解答する。最後に、前回のテーマ別問題演習の基本事項について確認テストを実施する。
注意点:
問題演習の際に確認できるよう教科書を持参すること。また、授業時間内に質問できるよう、前もって配付されたプリントのわからない部分を確認しておくこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
平面ベクトルに関する問題 |
平面ベクトルに関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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2週 |
空間ベクトルに関する問題 |
空間ベクトルに関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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3週 |
行列・行列式に関する問題 |
行列・行列式に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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4週 |
線形変換に関する問題 |
線形変換に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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5週 |
固有値・固有ベクトルに関する問題 |
固有値・固有ベクトルを計算でき、行列を対角化できる。
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6週 |
1変数関数の微分法 |
1変数関数の微分法に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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7週 |
1変数関数の微分法の応用 |
極大・極小、グラフの凹凸、接線の方程式を求めることができ、媒介変数表示による微分法を計算できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
1変数関数の積分法 |
1変数関数の積分法に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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10週 |
1変数関数の積分法の応用 |
面積、曲線の長さ、体積を求めることができる。
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11週 |
微分方程式に関する問題 |
微分方程式に関する基本事項を理解し、基本的な微分方程式を解くことができる。
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12週 |
関数の展開に関する問題 |
関数の展開に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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13週 |
偏微分に関する問題 |
偏微分に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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14週 |
重積分に関する問題 |
重積分に関する基本事項を理解し、基本的な計算ができる。
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15週 |
重積分の応用に関する問題 |
極座標変換による重積分の計算ができ、平面図形の重心を重積分を用いて求めることができる。
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16週 |
定期試験返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。 | 3 | |
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。 | 3 | 後1 |
自然科学 | 物理 | 力学 | 速度と加速度の概念を説明できる。 | 3 | |
直線および平面運動において、2物体の相対速度、合成速度を求めることができる。 | 3 | |
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の座標、時間、速度に関する計算ができる。 | 3 | |
鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。 | 3 | |
自由落下、及び鉛直投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。 | 3 | |
水平投射、及び斜方投射した物体の座標、速度、時間に関する計算ができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |