情報リテラシー

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 情報リテラシー
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 内田智史『C言語によるプログラミング基礎編』(第3版) オーム社、2020年、2,400円(+税)
担当教員 飯田 聡子

到達目標

ネットリテラシー、情報の性質、簡単なアルゴリズムを理解する。その上で、C言語による画面出力やキーボード入力、条件分岐や繰り返しの使い方を覚え、特定の問題に対してこれらを用いてプログラムを作成する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報の取り扱い方法と、情報の性質とネチケットを理解できる。また、2・10・16進数の計算ができる。情報の性質とネットリテラシーを理解できる。また、2・10・16進数の計算ができる。情報の性質とネットリテラシーを理解できる。また、ヒントが与えられれば2・10・16進数の計算ができる。情報の性質とネットリテラシーを理解できない。また、ヒントが与えられても2・10・16進数の計算ができない。
提示された問題に対し、アルゴリズムを作成することができ、UNIXにおけるファイル管理の基礎ができる。提示された問題に対し、アルゴリズムを作成することができ、UNIXにおけるファイル管理の基礎ができる。提示された問題に対し、ヒントが与えられればアルゴリズムを作成することができ、UNIXにおけるファイル管理の基礎ができる。提示された問題に対し、ヒントが与えられても、アルゴリズムの作成と、UNIXにおけるファイル管理の基礎ができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(3) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ネットリテラシーを理解し、正しい情報の取り扱いができるようにする。また、アルゴリズムの概念を理解する。
授業の進め方・方法:
遠隔授業が中心となる。また、試験において80%、課題と授業ノートへの取り組み15%、授業態度5%の評価割合とする。
注意点:
情報を取り扱う際、自分の行為が周囲に及ぼす影響をよく考えて行動すること。また、演習は積極性をもって臨み、作成したレポートは自分の作品であることに自信が持てるように教科書等を参考にし自らで考えて取り組むこと。また、1時間程度の予習、復習をすることが望ましい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスとネットワークセンター端末の取り扱いについて 授業内容を理解し、ネットワークセンターの情報端末の基本的な取り扱いを習得する。
2週 ネチケット(調べ学習) インターネットの特性を理解しネチケットの基本的概念を自分で調べてまとめることができる。
3週 ネチケット(まとめ) ネチケットの基本概念を理解できる。
4週 情報の概念・性質と表現
情報の特性を理解し、1次情報と2次情報の分類を理解する。
5週 アナログ情報とディジタル情報、情報のディジタル表現 アナログ情報とディジタル情報の特性を理解し、ディジタル情報が2進数で表現されることを知る。
6週 10進数、2進数、16進数 整数を10進数、2進数、16進数で表現できる。
7週 1の補数による負の数の表現 1の補数を用いて2進数で加減算ができる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 試験返却と解説
10週 コンピュータの仕組み 情報機器の構成を理解できる。
11週 問題解決の方法論 基本的なアルゴリズムを理解できる。
12週 フローチャート(1) 基本的なアルゴリズムをフローチャートで表現できる。
13週 フローチャート(2) 繰り返しと条件分岐を入れたフローチャートを用いてアルゴリズムを表現できる。
14週 UNIXとファイル管理、PCにおけるプログラミング環境の整備 ファイルやディレクトリを理解し、UNIXコマンドで簡単なファイル管理ができる。PCにおけるプログラミング環境の整備ができる。
15週 前期定期試験
16週 試験返却と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。2
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。2
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。2
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3

評価割合

試験レポート態度合計
総合評価割合80155100
基礎的能力0000
専門的能力80155100
分野横断的能力0000