電気電子製図Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 電気電子製図Ⅰ
科目番号 0006 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 緒方興助他著『電気製図(文部省検定教科書)』実教出版社、2000年/実教出版 出版部『基礎電気・子製図練習ノート』実教社
担当教員 栗本 祐司

到達目標

技術者を志し,創造的な物を構想し,これを図面という標準的な表現形式にまとめ上げるために図学の投影法を学ぶ.電気の技術者も簡単な機械図面を描く場合もあるため,基本的な作図法を修得しておく必要がある.
機械図面の基本を修得した後,電気図面の基本を学ぶ.社会に出れば,電子回路図面や単線接続図面から実際に製作する機会があるので,図面の読み方に慣れるばかりでなく,簡単な図面は描けるようになるまでを目標に学習する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文字・記号、線等の描き方文字・記号,線等を規格に則ってきれいに書ける.文字・記号,線等を規格に則って書けるようになる.文字・記号,線等を規格に即して書けない.
図面の描き方記号の意味を理解し,JIS規格に従って様々な図面を描ける.記号の意味を理解し,JIS規格に従って図面を描ける.JIS規格に従って図面を描けない.
電気製図電気回路図の記号を理解し,設計した電気回路の製図を描ける.電気回路図の記号と,電気回路の製図を描ける.電気回路図の記号と,電気回路の製図を描けない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
文字や線だけでなく,電気回路図を含めた電気電子工学における図面の製図について学習する.
授業の進め方・方法:
講義形式による授業と,その講義内容に即した演習で行う.与えられた課題を出来る限りきれいに描き,担当教員に提出すること.
注意点:
各課題にはそれぞれの目的がある.よく目的を理解し,真面目に取組むことは,将来の自分に対する誠意であると認識すべきである。製図は技術者の言葉である.言葉を持たない技術者は物を作り上げて行くことは出来ない.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 図面の概要
JISについて理解する
2週 図面で用いる文字及び数字の意味および用途(1) JISに従った文字と数字を用いて図面に適用できる
3週 図面で用いる文字及び数字の意味および用途(2) JISに従った文字および機器について図面に適用できる
4週 線と平面図形について 用途による線の形と太さを使い分けることができる
5週 円および円弧について 用途による円の形と太さを使い分けることができる
穴あけの基本的な知識を理解できる
6週 平面図形の等分,正多角形 指定された平面図形に対して等分線,正多角形の製図ができる
7週 アルミ板の寸法線と穴開け図面の指定の方法 簡単な図面の寸法線を描ける
穴開けの指定方法を理解できる
8週 等角図,第三角法について 指定された対象物を第三角法および等角図で製図ができる
2ndQ
9週 寸法記入について 対象物に対して寸法記入ができる
寸法記入法および寸法補助記号について理解できる
10週 図面の総合的な作成 基本的な製図方法(直線,曲線,寸法記入)を理解し,図面を完成させることができる
11週 ねじ製図について JISに従ったねじのルールを理解し,製図できる
12週 電気電子製図について(1) 電気回路図面を描く際に使用する記号について理解し,図面を描くことができる
13週 電気電子製図について(2) 半導体素子について理解し,図面を描くことができる
14週 電気回路図面について(1) LED点灯回路の回路図と実体配線図の関係を理解できる
15週 電気回路図面について(2)
講義のまとめ
LED点灯回路の回路図と実体配線図の関係を理解できる
16週

評価割合

製作図面授業態度合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100