ディジタル回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ディジタル回路Ⅰ
科目番号 e0310 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 三堀邦彦 他『わかりやすい論理回路』コロナ社、2012年、2,200円(+税)
担当教員 若葉 陽一

到達目標

・コンピュータの基本構成と主要数体系による情報表現が説明できる。
・コード、負数、浮動小数点表示法ができる。また、ブール代数による論理表現ができる。
・ブール代数を復習し、真理値表から論理式を導き出せる。
・論理式を各種方法により簡単化できると共に、その回路表示ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンピュータの基本構成コンピュータの基本構成に加え、基本動作について説明できるコンピュータの基本構成を説明できるコンピュータの基本構成を説明できる
数の表現2進数の演算ができる10進数とN進数への相互変換ができる10進数とN進数への相互変換ができない
論理代数ブール代数の性質を使って論理式の変換ができるブール代数の性質を説明できるブール代数の性質を説明できる
論理回路仕様が与えられると、その使用を満たす最適な組み合わせ回路を設計できる仕様が与えられると、その仕様を満たす組み合わせ回路を設計できる仕様が与えられると、その仕様を満たす組み合わせ回路を設計できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業の目的はデジタル回路の基礎知識の習得である。
3年生で学習するディジタル回路Ⅱ,組み込みプログラミングの授業の予備知識として必要となるため,しっかり理解するように努めること。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で行い,演習を適宜行う。
注意点:
・授業毎に1時間程度の予習、復習を行うこと。
・理解できなかったことはそのままにせず、その都度、解決するよう努めること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
コンピュータの概要
身の回りにあるコンピュータについて説明できる
2週 コンピュータの構成 コンピュータの基本構成について説明できる (MCC)
3週 N進数による数値表現(1) 2進数、10進数、16進数の相互変換ができる (MCC)
4週 N進数による数値表現(1) 10進小数と2進小数の相互変換ができる (MCC)
5週 2進数の計算(1) 符号、1の補数、2の補数について説明できる (MCC)
6週 2進数の計算(2) 2進数の四則演算ができる (MCC)
7週 その他数の表現と文字コード、誤り検出 BCDコード、ASCIIコード、パリティチェックコード等について説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 論理回路の導入 基本ゲート回路の真理値表とMIL記号を記述できる (MCC)
10週 論理関数 ブール代数の定理を使って論理式を簡単化できる (MCC)
11週 論理回路の設計 真理値表を論理式に変換できる
論理式をゲート回路に変換できる (MCC)
12週 論理回路の簡単化(1) カルノー図を使って論理式を簡単化できる (MCC)
13週 論理回路の簡単化(2) 冗長項を含む論理式の簡単化ができる (MCC)
14週 組み合わせ回路 加算器、マルチプレクサ、エンコーダ等を設計できる (MCC)
15週 定期試験
16週 復習

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力4000010050
専門的能力4000010050
分野横断的能力0000000