電子回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 電子回路Ⅱ
科目番号 0021 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 安藤繁,「電子回路―基礎からシステムまで」,培風館
担当教員 石川 雅之

到達目標

1.ダイオードやトランジスタを用いた電子回路の動作が説明でき,基本的な回路の設計ができる。
2.演算増幅器の動作が説明でき,基本的な回路の設計ができる。
3.論理IC,負帰還,発振回路,乗算器,変復調などについて動作を説明できる。
4.能動RCフィルタの動作を説明でき,簡単な回路の設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

JABEE D-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代社会に欠かせない電子機器において、電子回路は基本技術として重要な位置にある。電子回路Ⅰではアナログ電子回路の基礎を学習したが,これを更に発展させると共に、近年普及しているディジタル電子回路やディジタル信号処理の基礎を学習する。動作を理解するだけでなく、基本的な電子回路設計ができる基礎能力を養うことを目標にしている。
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし、随時演習を取り入れる。
・電子回路Ⅰの知識をベースに、より広範囲について学習する
注意点:
・4回以上のレポートを課すので復習に役立てること。
・修得の為には、自ら能動的に問題を解くことが必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
電気回路の復習

回路解析に必要な知識を確認する
2週 ダイオード 動作と等価回路を説明できる。
応用回路の動作が説明できる。
3週 トランジスタ 動作と等価回路を説明できる。
基本増幅回路の動作が説明できる。
4週 トランジスタ
FET
大信号動作の論理回路を設計できる。
動作と等価回路を説明できる。
5週 FET 基本増幅回路の動作が説明できる。
増幅回路の設計ができる。
6週 論理回路 論理演算を理解する。
7週 論理回路 論理IC回路の動作を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 負帰還 負帰還の原理と効用を説明できる。
10週 演算増幅器 演算増幅器の動作や特性を説明できる
11週 演算増幅器 演算増幅器を用いた回路の動作が説明できる
12週 演算増幅器 演算増幅器を用いた基本的な回路を設計できる
13週 能動RCフィルタ フィルタの特性を説明できる
能動フィルタの特徴を説明できる
14週 能動RCフィルタ サレンキイ型能動RCフィルタの動作原理を説明できる
15週 能動RCフィルタ 簡単な能動RCフィルタを設計できる
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 発振回路 弛張発振回路の動作を説明できる
2週 発振回路 低周波用正弦波発振回路の動作を説明できる
3週 発振回路 高周波用正弦波発振回路の動作を説明できる
4週 アナログ乗算器 アナログ乗算器の動作を説明できる
5週 アナログ乗算器 アナログ乗算器の動作を説明できる
6週 アナログ乗算器 アナログ乗算器の応用例を説明できる
7週 変復調回路 変復調の原理と回路の動作を説明できる
8週 中間試験
4thQ
9週 変復調回路 変復調の原理と回路の動作を説明できる
10週 変復調回路 変復調の原理と回路の動作を説明できる
11週 ディジタル信号処理 ディジタル信号処理の特徴と原理を説明できる
12週 ディジタル信号処理 FIRフィルタの基本動作を説明できる
13週 ディジタル信号処理 IIRフィルタの基本動作を説明できる
14週 センサ回路 センサ回路に用いる回路について動作を説明できる
15週 センサ回路 各種センサの原理を説明できる
16週 定期試験

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力90%10%00000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000