歴史B

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 歴史B
科目番号 0031 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 詳説世界史 改訂版(検定教科書 世B 310)
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

激動する世界情勢の中で、価値観が揺らぎ確実に道を示してくれる基準や思想なども存在を疑われて久しい。その中で、世界の歴史を学ぶのは大変重要である。過去の人々もまた、生きてきた環境の大きな変化、信じてきた価値観の変容および消滅などを経験してきたのである。そうした人々の営為を知る意味は大きい。また、現在の科学技術の変化は大変急速で、昔のことを学ぶなど何の価値もないと思う向きもあるがこれは大きな間違いである。科学技術は過去からの積み重ねが非常に大きく、携わった人の社会・思想がその成果の密接に結びついていることが多い。歴史を学ぶことで、科学技術の新しいヒントを得ることも可能である。こうしたことを考えつつ、授業にのぞんでもらいたい。この科目は学修単位であり、授業時間と同じ時間の予習・復習を必要とする。課題については、授業時間内に提示する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の歴史について十分な知識と理解を持ち、積極的に意見を述べることができる世界の歴史について一定の理解があり意見がある世界の歴史について十分理解しておらず、意見もない
評価項目2過去の世界で起きた出来事を多面的に理解し、説明することができる過去の世界で起きた出来事について一定の理解がある過去の歴史の出来事に対する理解や知識がない
評価項目3世界の歴史を学ぶことで得られた教訓やヒントを将来の日本や自分の問題とあわせ考えることができる世界の歴史を学ぶことから得られた教訓やヒントをある程度理解できる世界の歴史を学ぶことから教訓やヒントを得ることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
歴史上の大きな事件、重要な人物の動向をおさえつつ、科学技術史の発展について注目すべき事象を適宜紹介していく。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式ですすめ、適宜映像資料を用いる。
注意点:
授業中に積極的に意見を述べ、発表なども十分な準備のもと行えるようにすること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 第一次世界大戦への道 第一次世界大戦をもたらした政治・経済・科学技術について理解できる
2週 第一次世界大戦 第一次世界大戦の開始から終結について理解できる
3週 大戦の終結と講和 講和が短期間の平和しかもたらさなかった理由を理解できる
4週 大戦間期の世界 戦争終結後の世界情勢を理解できる
5週 世界恐慌とファシズム ファシズム台頭をもたらした理由について理解できる
6週 ファシズムと日本 日本がファシズム化した理由について理解できる
7週 現代人の生活と娯楽 戦争や革命といった大事件の中でも存在した、人々の日常生活について理解できる
8週 第二次世界大戦への道 第二次世界大戦がなぜ起きたかについて理解できる
4thQ
9週 第二次世界大戦 第二次世界大戦について理解できる
10週 冷戦と復興 戦争終結後、短期間で起きた米ソ対立と冷戦について理解できる
11週 第三世界の台頭 植民地化された諸国の独立について理解できる
12週 米ソの対立 米ソ対立化の世界情勢について理解できる
13週 現代科学技術の意味 現代社会において、科学技術の発達がもたらした栄光と悲惨さを理解できる
14週 グローバル化への道 グローバル化に向かう世界の状況について理解できる
15週 新しい世界へ 過去の世界史を学んだ上で、今後の世界について展望できる
16週 定期試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力5000050
専門的能力20000020
分野横断的能力1020000030