経済学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 経済学
科目番号 0032 科目区分 一般 / 必修選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 福山・照山著『マクロ経済学・入門 第5版』有斐閣、2016年
担当教員 武長 玄次郎

到達目標

日本と世界を取り巻く経済状況は、年々不安定さを増している。それについて、理論と実際の両面から理解できるようにすることが目標である。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本経済の現状と問題点を把握し、分かりやすく説明できる。日本経済の現状と問題点をある程度理解できる。日本経済の現状と問題点を十分理解できない。
評価項目2日本経済と世界の関わりを多角的に説明できる。日本経済と世界の関わりを説明できる。日本経済と世界の関わりを説明できない。
評価項目3日本経済の状況を自分の将来の問題と関連づけて考え、何らか解決策を案出できる。日本経済に関する自分の考えを提示できる。日本経済に関する自分の考えを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本経済の取り巻く問題点を理解し解決策を探る。
授業の進め方・方法:
講義形式で進め、適宜映像教材を用いる。
注意点:
授業90分に対して、教科書や授業中に伝える教材等で同じ時間予習と復習を行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業方法の理解
2週 GDPとは何か GDPについて理解できる
3週 GDPの変化 GDPで見る日本の発展と停滞の歴史を理解できる
4週 消費の仕組み 消費が経済発展とどう結びつくかを理解できる
5週 日本人の貯蓄 日本人の貯蓄行動の変化について理解できる
6週 投資のあり方 投資の大切さについて理解できる
7週 日本経済の停滞 長引く日本の停滞について理解できる
8週 金融の仕組み 金融の基本的な枠組みについて理解できる
2ndQ
9週 株式市場 株式市場のあり方と日本の証券市場の特徴を理解できる
10週 貨幣の仕組み 経済の上で不可欠な、貨幣について理解できる
11週 貨幣の需要と供給 貨幣の需要と供給を適正化する仕組みを理解できる
12週 日本銀行の役割 日本銀行の歴史と業務内容、今後の役割を理解できる
13週 乗数理論 経済発展の基本的な仕組みである乗数理論を理解できる
14週 IS-LM分析 現在の基本的な経済分析であるIS-LM分析を理解できる
15週 景気対策の歴史 過去に行われた景気対策を理解できる
16週
後期
3rdQ
1週 経済対策の必要性 経済対策がなぜ必要か、その効果について理解できる
2週 景気循環 景気循環を理論的に理解できる
3週 財政問題 日本の財政問題の深刻さを理解できる
4週 国債の歴史 国債問題を長期的、歴史的に理解できる
5週 インフレの歴史 インフレの問題点を世界的・歴史的に理解できる
6週 デフレのもたらすもの デフレの悪影響を、日本や世界の実態に即して理解できる
7週 世界金融危機 世界金融危機の原因と影響を理解できる
8週 失業問題 日本の失業問題の現状を理解できる
4thQ
9週 世界の貧困 世界の貧困問題の深刻さを理解できる
10週 女性・老人と労働市場 女性と高齢者にとっての労働市場を理解できる
11週 経済成長理論 何が経済成長をもたらすのか、国際経済の見地から理解できる
12週 先進国と途上国 先進国と途上国の格差の問題について理解できる
13週 為替レート 経済を左右する為替レートの決定条件を理解できる
14週 国際通貨制度 国際通貨制度の歴史と現状について理解できる
15週 世界経済と日本経済の将来 日本および世界経済の将来について展望できる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合05000050100
基礎的能力030002050
専門的能力000000
分野横断的能力0200003050