地理A

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 地理A
科目番号 0036 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 戸井田克己ほか(2024)『高等学校 新地理総合』帝国書院/帝国書院編集部編(2024)『新詳高等地図』帝国書院
担当教員 小谷 俊博,川元 豊和

到達目標

①世界の多様な生活様式を,自然現象や人文現象の諸要素のかかわりあいから捉える視点が理解できる。
②提示された地図や表,写真等の情報を読み取り,空間的・視覚的に理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の諸問題を理解するための基本的なことがらについて説明できる。世界の諸問題を理解するための基本的なことがらについて理解を深めることができる。世界の諸問題を理解するための基本的なことがらについて理解が深められない。
評価項目2世界で見られる地理的現象について,多面的に説明することができる。世界で見られる地理的諸現象について,ある程度多面的に説明することができる。世界で見られる地理的諸現象について,多面的に説明できない。
評価項目3提示された地図や表,写真などの情報を読み取ることができる。提示された地図や表,写真などの情報をある程度読み取ることができる。提示された地図や表,写真などの情報を読み取ることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
今まで学んできた世界の諸地域に関する基礎的な知識を再確認するとともに,地理的な見方・考え方を身につける能力を養います。テーマは,「多様性の理解」であり,主に,人口と食料,宗教と民族などに関する諸問題を取り上げます。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式であるが,積極的な授業参加を望みます。本科目の特性から地図や写真等のビジュアル資料を多用するため,パワーポインを使用し,授業を進めます。
注意点:
授業中には比較的入手しやすい参考図書を適宜紹介しますので,各自,出来るだけ読むように心がけてほしい。また,新聞やTV等から得られる情報にも注意を払ってほしい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 現代社会を理解するにあたって 世界の多様な生活様式を,多角的・多面的に捉える視点が理解できる。
2週 地球上の位置 地球上の位置を緯度や軽度のしくみから理解できる。
3週 国家の領域と国境 国家の領域と様々な国境について基本的なことがらが理解できる。
4週 日本の領土問題 日本の領土問題について,多様な意見を知るとともに,その地理的・歴史的背景を理解する。
5週 多くの民族が共存するために 民族および宗教の基本的な定義および多様な民族や宗教の存在を理解する。
6週 アジアの概観 アジアの自然環境や多様な生活様式について理解できる。
7週 人口動態-アジアにおける「人口爆発」を中心として- 世界の遍在的な人口分布を確認し,その背景を理解できる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 答案返却・農業の発展-「緑の革命」を中心として- モンスーンアジアの人口を支えてきた要因の1つとして,稲作の重要性が理解できる。
10週 西アジア・北アフリカ(中東)の自然的基礎 中東の自然環境には,どのような特徴があるのか理解する。
11週 西アジア・北アフリカ(中東)の歴史的背景 中東の枠組みの成立過程や,その地域を構成する文化的要素の違いから理解できる。
12週 イスラームの成立 イスラームの成立について,当時のアラビア世界の政治・経済的状況や文化的背景から理解する。
13週 ムスリムの生活様式 ムスリムの特色ある生活様式をクルアーンが示す宗教儀礼や五行から考察できる。
14週 パレスチナ問題 パレスチナ問題の歴史的な背景や現在のパレスチナ建国への動向について基本的に理解できる。
15週 まとめ 前期の学習内容を振り返り,世界の多様な生活様式を多角的。多面的に理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会社会世界各地の人口、資源、産業の分布や動向、並びにそれらをめぐる地域相互の結びつき等について理解し、現代社会を地理的観点から説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
人間と自然環境との相互作用を前提としつつ、民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解異文化、多文化について説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力200000020
分野横断的能力200000020