コンピュータ工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 コンピュータ工学Ⅱ
科目番号 0039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 三堀邦彦 他『わかりやすい論理回路』コロナ社、2012年、2,200円(+税)
担当教員 若葉 陽一

到達目標

・ 論理回路の動作を理解できる
・ FFの動作を理解できる
・ FFを使用したカウンタなどの動作を理解できる
・ 状態遷移図を理解できる
・ 順序回路を設計できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
加算器の設計BCD符号の加算器を設計できる全加算器を半加算器で合成できる半加算器を理解できない
パリティチェック回路簡単なパリティチェック回路・パリティ復号回路を設計できるパリティチェック回路の説明ができるパリティビットの論理値を求められない
ハミング符号ハミング符号の誤り検出の理論を理解できるハミング符号検査ビットの論理値を求めることができるハミング符号の検査ビットの論理値を求めることができない
順序回路状態遷移図を使って順序回路を設計できる状態遷移図について説明できる状態遷移図について説明できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(1) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業の目的はコンピュータ工学Ⅰに続いて、ディジタル回路の基礎と、カウンタの設計方法、順序回路の設計方法の習得である。
コンピュータ工学Ⅲ、実験実習2、コンピュータ実習に必要となる知識を学ぶため、しっかり理解するように努めること。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式8割、演習2割で進めていく。
また時折、レポートを課す
成績は試験8割、レポートと授業態度2割で評価する。
注意点:
・授業毎に1時間程度の予習、復習を行うこと
・理解できなかったことはそのままにせず、その都度、解決するよう努めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ディジタル回路Ⅰの復習 真理値表、論理式、カルノー図、回路図を作成することができる
2週 BCD符号の加算回路 BCD符号の加算器の論理回路を合成できる
3週 符号間距離
パリティ符号
簡単な符号の符号間距離を計算できる
パリティ符号の符号間距離を理解できる
4週 パリティチェック回路
パリティ符号の生成回路を理解できる
パリティ符号の復号回路を理解できる
5週 ハミング符号 ハミング符号を理解できる
6週 SR-Flip Flop Set-Reset 式 Flip-Flop の動作を理解できる
7週 JK-Flip Flop SR-F/FとJK-F/Fの関係を理解できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 マスタースレーブ形JK-Flip Flop
D-F/F
T-F/F
マスタースレーブ式JK-F/Fの動作を理解できる
各種F/Fの動作とJK-F/Fとの関連を理解できる
10週 非同期カウンタ
非同期式カウンタの動作を理解できる
11週 同期式カウンタ 簡単な同期式カウンタの動作を理解できる
12週 同期カウンタの設計 同期式カウンタの設計ができる
13週 同期式順序回路の解析 状態遷移図について説明できる
14週 同期式順序回路の設計 自動販売機等の一般的な順序回路を設計できる
15週 定期試験
16週 復習

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ合計
総合評価割合80001010100
基礎的能力40005550
専門的能力40005550
分野横断的能力000000