到達目標
誘電体材料の特徴を理解し、双極子モーメント、分極、圧電効果について説明でき、誘電体・絶縁体の具体的応用例を理解し説明できる。
磁性の成り立ち・磁性体の基礎特性・各種磁性を定性的に説明でき、磁化特性に基づいた具体的応用例を理解し説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 誘電体材料の特徴を理解し、双極子モーメント、分極、圧電効果について説明でき、誘電体・絶縁体の具体的応用例を説明できる。 | 誘電体材料の特徴を理解し、双極子モーメント、分極、圧電効果について知り、誘電体・絶縁体の具体的応用例を説明できる。 | 誘電体材料の特徴を理解し、双極子モーメント、分極、圧電効果について知るが、誘電体・絶縁体の具体的応用例を説明できない。 |
評価項目2 | 磁性の成り立ち・磁性体の基礎特性・各種磁性を定性的に説明でき、磁化特性に基づいた具体的応用例を説明できる。 | 磁性の成り立ち・磁性体の基礎特性・各種磁性を知り、磁化特性に基づいた具体的応用例を説明できる。 | 磁性の成り立ち・磁性体の基礎特性・各種磁性を知るが、磁化特性に基づいた具体的応用例を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
誘電体材料の特徴を理解し、双極子モーメント、分極、圧電効果について知り、誘電体・絶縁体の具体的応用例を学ぶ。
磁性の成り立ち・磁性体の基礎特性・各種磁性を定性的に説明でき、磁化特性に基づいた具体的応用例を学ぶ。
授業の進め方・方法:
配布資料と板書により授業を進める。
授業内容に応じたレポートを2通提出する必要がある。
注意点:
電磁気学や化学を基礎として授業を行う。わからないことがあれば随時質問に訪れること。
参考資料:鈴木正義ほか著『改訂 電気材料』コロナ社、1990年、2500円(+税)、“Ferromagnetism” Bozorth IEEE Press (教官室にあり:閲覧等希望者は申し出ること)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
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2週 |
誘電体(1) |
複素誘電率、分極、双極子モーメントを理解を理解し説明できる。
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3週 |
誘電体(2) |
電界における誘電材料の特性を理解し説明できる。
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4週 |
分極 |
各種分極の発生要因を理解し説明できる。
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5週 |
強誘電体 |
強誘電体の基本的性質と自発分極を理解し説明できる。
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6週 |
圧電効果 |
強誘電体における圧電効果を理解し説明できる。
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7週 |
誘電・絶縁体の具体的材料とその応用 |
具体的材料の種類と特性を理解し応用例を説明できる。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
試験返却・解説 |
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10週 |
磁性体の基礎特性 |
磁気の根源を理解し、磁気双極子モーメントを理解し説明できる。
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11週 |
磁性の分類 |
磁性による材料の分類を説明できる。
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12週 |
強磁性体(1) |
強磁性体における複素透磁率、磁区、磁化を理解し、磁化過程を説明できる。
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13週 |
強磁性体(2) |
反磁界、異方性、軟磁性、硬磁性、半硬磁性を理解し、説明できる。
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14週 |
磁性体の具体的材料とその応用 |
具体的材料の種類と特性を理解し応用例を説明できる。
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
試験返却・解説 |
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評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |