プロジェクト実習

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 プロジェクト実習
科目番号 e0440 科目区分 専門 / 必修選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 使用しない
担当教員 大野 貴信,水越 彰仁

到達目標

リーダとして教員から与えられた電気・電子回路の課題解決に向け1年生を指導できる。
リーダとして1年生をまとめ、プロジェクト製作の指導ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1リーダとして課題解決の指示だけでなく、チームの指揮をあげることができる.リーダとして課題解決に向けチームに指示ができる.リーダとして課題解決に向けチームに指示ができない.
評価項目2プロジェクト遂行に向け、リーダとしてチームのマネージメントができる.プロジェクト遂行に向けリーダーとしてチームをサポートできる.プロジェクト遂行に向けリーダーとしてチームをサポートできできない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(3) 説明 閉じる
準学士課程 2(1) 説明 閉じる
準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる
準学士課程 3(1) 説明 閉じる
準学士課程 3(3) 説明 閉じる
準学士課程 4(1) 説明 閉じる
準学士課程 4(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
電気電子工学に関して興味をもち,理解を深めるための課題解決型の授業である。
チームのリーダとして1年生をまとめ課題解決に向けサポートを行ってもらう。
授業の進め方・方法:
授業中は3年生のリーダ1人と1年生3~4名が1班となり、リーダを中心としてハードウェアに関する課題を解決する。
前期は主に電気電子回路を中心としたハードウェアの課題を解決し理解を深める。
後期は前期で学んだハードウェアの知識を生かして自由課題の製作をする。
注意点:
プロジェクトチームで解決が難しい事項は,4年生や教員・技術職員に質問し,早めに解決すること。
授業の他に次週の授業に向けた予習会が週に1限ある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
抵抗のカラーコード
抵抗のカラーコードについて指導できる。
2週 ブレッドボード
LED
ブレッドボートとLEDを理解しそれらを使ってLEDの点灯回路について指導することができる。
3週 オームの法則の実験 オームの法則について指導することができる
電流計・電圧計等の測定器を使って測定方法を指導できる。
4週 EXCELの使い方 EXCELを使って得られた実験データをもとにグラフの作成方法を指導できる。
5週 PowerPointの使い方 PowerPointを使って回路図やグラフをまとめた発表資料の作成方法を指導できる。
6週 Wordの使い方 Wordを使ってオームの法則や、それに関する実験データをまとめ報告書の作成方法を指導できる。
7週 はんだを使った回路の製作 ユニバーサル基板にはんだを使用して、簡単な回路の製作指導ができる。
8週 授業のふりかえり 7週目までに学んだ内容に関する報告書の製作指導ができる。
2ndQ
9週 SWやLED等を使った電気電子回路の製作 タクトスイッチやトグルスイッチ等様々なSWの動作原理について指導できる。
10週 SWやLED等を使った電気電子回路の製作 SWの動作原理を理解し、SWを使ってLEDの点灯回路の製作指導ができる。
11週 可変抵抗とSWを使った電気電子回路の製作 可変抵抗やSWを使って複数のLEDや明るさなどを調整する回路の製作指導ができる。
12週 7セグメントIC 7セグメントICのスペックから、特定の数字を点灯させられるように指導できる。
13週 LEDの点滅回路 マルチバイブレータの回路原理を理解させられるよう指導できる。
14週 LEDの点滅回路 マルチバイブレータを使ったLEDの点滅回路の製作指導ができる。
15週 授業のふりかえり 14週目までに学んだ内容に関する報告書の製作指導ができる。
16週 レポート課題
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
モーターの動作原理
モーターの動作原理を理解し下級生に説明できる。
2週 モーターを使った実習 モーターを使った回路の製作指導ができる。
3週 モーターを使った実習 モーターの回転方向や貝天測を制御できる回路の製作指導ができる。
4週 センサの動作原理 様々なセンサの使用用途・原理を理解し、下級生に説明できる。
5週 センサを使った実習 光センサ・磁気・リードスイッチ・圧力センサ・加速度センサ・傾斜スイッチ等の素子を使って回路の製作指導ができる。
6週 IC555の動作原理 IC555の動作原理を理解し、下級生に説明できる。
7週 IC555を使った実習 IC555を使って発振周波数を変化させ自由な高さの音を鳴らせるように指導ができる。
8週 授業のふりかえり 7週目までに学んだ内容に関する報告書の製作指導ができる。
4thQ
9週 マインドストームの実習 マインドストームの概要を理解し、下級生に説明できる。
10週 マインドストームの実習 簡単なマインドストームの制御用プログラムの概要を下級生に説明できる。
11週 マインドストームの実習 簡単なマインドストームの制御用プログラムを自らで作成できるように指導できる。
12週 マインドストームの実習 マインドストームで使用する基本的なプログラミングから、自由に制御できるプログラムに応用できるように指導できる。
13週 マインドストームの実習 マインドストームで使用する基本的なプログラミングから、自由に制御できるプログラムに応用できるように指導できる。
14週 マインドストームの実習 マインドストームにおけるセキュリティに関して下級生に説明できる。
15週 授業のふりかえり 14週目までに学んだ内容に関する報告書の製作指導ができる。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他報告書合計
総合評価割合020000080100
基礎的能力0000005050
専門的能力02000003050
分野横断的能力00000000