電気法規(後期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 電気法規(後期)
科目番号 0094 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 若葉 陽一,片岡 政博

到達目標

・ 電気事業法および関係法令について理解し、電気工作物の設置ならびに工事方法について説明できる。
・上記に関連した電気主任技術者二種試験程度の問題を解ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気事業法および関係法令の目的や役割について説明できる電気事業法および関係法令の内容を理解している電気事業法および関係法令の内容を理解していない
評価項目2電気工作物の設置や工事方法について理解し、各法規上でどのように留意されているか説明できる。電気工作物の設置や工事方法について説明できる電気工作物の設置や工事方法について説明できない
評価項目3第二種電気主任技術者試験の過去問題が解ける第三種電気主任技術者試験の過去問題が解ける第三種電気主任技術者試験の過去問題が解けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気工作物の設置や工事方法に関する法律の学習が主となるため、電気設備の技術基準の内容について理解を深める。また、電気事業を取り巻く社会情勢や時事問題に目を向け、現状の課題を交えた講義とする。
授業の進め方・方法:
教科書に基づき各項目ごとにスライドを使った講義と演習を行う。
学習した内容に関連した電気主任技術者試験の過去問題を解く。
注意点:
電気磁気学Ⅰ~Ⅲ、電気回路Ⅰ~Ⅲ、電気機器、放電工学の基礎知識が必要となるので復習が必要となる。
また、高電圧大電流工学、電力工学とも関連するため、これらの授業も履修することが望ましい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電圧の区分と電路の絶縁 電圧の区分、電路の絶縁と絶縁耐力試験について理解する。
2週 接地工事 接地工事の種類説明でき、接地抵抗値の計算ができる。
3週 発電所、変電所などの電気工作物 発・変電所における各装置の保護やその監視方法について理解する。
4週 電線路 風圧荷重や安全率を理解し、支持物や支線の強度を計算できる。
5週 電線路 他物との離隔距離や施設条件について理解する。
6週 電線路 地中電線路の特徴について理解する。
7週 これまでの復習 これまでの講義内容の演習問題を解くことができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 試験返却と解説
10週 電気使用場所の施設 対地電圧、高圧・低圧の配線工事について理解する。
11週 発電設備の電力系統への連系 発電設備の連系に関する基本的な考え方について理解する。
12週 電力保安通信設備
電気鉄道等
保安通信設備および電気鉄道等の基礎的な内容について理解する。
13週 (演習)第二種電気主任技術者試験 第二種電気主任技術者試験の過去問を解くことができる。
14週 これまでの復習 これまでの講義内容の演習問題を解くことができる。
15週 定期試験
16週 試験返却と解説

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力2000010030
専門的能力6000010070
分野横断的能力0000000