日本語Ⅲ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 日本語Ⅲ
科目番号 0109 科目区分 一般 / 必修(留学生)
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『中級日本語文法要点整理ポイント20』スリーエーネットワーク 『日本語文法演習 待遇表現』スリーエーネットワーク N1対策教材
担当教員 加藤 達彦,白石 知代

到達目標

1.専門的な授業の流れが正しく理解でき、内容を正確につかむことができる。
2.個人面接に対処できる。専門的な話題の中で、自分の意見が正確に伝えられる。専門の発表ができる。
3.N1レベルの読解・文法・語彙などを理解することができる。
4.専門の分野で、論理的な文章が書ける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1専門的な授業の流れが正しく理解でき、内容を正確につかむことができる。専門的な授業の流れが理解でき、内容をおおまかにつかむことができる。専門的な授業の流れが理解できず、内容をつかむことができない。
評価項目2専門的な話題の中で、自分の意見が正確に伝えられる。専門についての発表が適切にできる。専門的な話題の中で、自分の意見が伝えられる。専門についての発表ができる。専門的な話題の中で、自分の意見が正確に伝えられない。専門についての発表が適切にできない。
評価項目3N1レベルの読解内容を正確に理解することができる。N1レベルの読解内容を理解することができる。N1レベルの読解内容を理解することができない。
評価項目4専門の分野で、論理的な文章が適切に書ける。専門の分野で、論理的な文章が書ける。専門の分野で、論理的な文章が書けない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 3(1) 日本語の記述能力

教育方法等

概要:
日本で日常生活を送る上で、積極的にネットワークに加わっていける日本語能力、また、専門分野において専門知識を身につけ、自分の意見を述べることができる日本語能力を身につけることを重視する。
授業の進め方・方法:
通常の授業では、文法と待遇表現の教科書を学ぶ。クラスでは常に全員が意見を言い、話し合いながら授業を進める。
必要に応じて、教科書以外にN1レベルの語彙や慣用表現なども学習する。
年間一回、興味のあるテーマを見つけ、レポートを書く。レポートは留学生の文集「UHO]に掲載される
注意点:
授業中は積極的に課題に取り組むこと。学習事項の定着のため、各自しっかりと復習をすること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション
志望校についての相談
文法要点整理第16課
教科書・授業の内容が理解できる。
2週 文法要点整理第16課
個人面接の練習
教科書・授業の内容が理解できる。
3週 志望動機の書き方
個人面接の練習
教科書・授業の内容が理解できる。
4週 文法要点整理第17課
個人面接の練習
教科書・授業の内容が理解できる。
5週 文法要点整理第18課
個人面接の練習
教科書・授業の内容が理解できる。
6週 文法要点整理第18課
個人面接の練習
教科書・授業の内容が理解できる。
7週 文法要点整理第18課
個人面接の練習
教科書・授業の内容が理解できる。
8週 前期中間テスト
2ndQ
9週 前期中間テストと作文のフィードバック
読解「スーホの白い馬」
間違った部分を訂正し、正しく理解できる。
10週 文法要点整理第19課 教科書・授業の内容が理解できる。
11週 文法要点整理第20課 教科書・授業の内容が理解できる。
12週 待遇表現 p.11まで 教科書・授業の内容が理解できる。
13週 待遇表現 p.19まで 教科書・授業の内容が理解できる。
14週 前期定期テスト
15週 前期定期テストと作文のフィードバック 間違った部分を訂正し、正しく理解できる。
16週 前期期末試験期間
後期
3rdQ
1週 待遇表現
N1対策
教科書・授業の内容が理解できる。
2週 待遇表現
N1対策
教科書・授業の内容が理解できる。
3週 待遇表現
N1対策
教科書・授業の内容が理解できる。
4週 待遇表現
N1対策
教科書・授業の内容が理解できる。
5週 待遇表現
N1対策
教科書・授業の内容が理解できる。
6週 語彙
作文
読解
授業の内容が理解できる。
7週 後期中間テスト
8週 後期中間試験期間
4thQ
9週 後期中間テストフィードバック
待遇表現
間違った部分を訂正し、正しく理解できる。
教科書・授業の内容が理解できる。
10週 待遇表現 教科書・授業の内容が理解できる。
11週 待遇表現 教科書・授業の内容が理解できる。
12週 待遇表現 教科書・授業の内容が理解できる。
13週 待遇表現 教科書・授業の内容が理解できる。
14週 語彙
作文
読解
授業の内容が理解できる。
15週 後期定期テスト
16週 後期末試験期間

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。3
古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。3
代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。3
教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。3
論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。3
代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。3
文章を客観的に理解し、人間・社会・自然などについて考えを深め、広げることができる。3
文学作品について、鑑賞の方法を理解できる。また、代表的な文学作品について、日本文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。3
鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。3
読書習慣の形成をとおして感受性を培い、新たな言葉やものの見方を習得して自らの表現の向上に生かすことができる。3
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。3
論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。3
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。3
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。3
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6010010020100
基礎的能力6010010020100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000