ロボット制御

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 ロボット制御
科目番号 e0560 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 資料を配布する/豊橋技科大・高専制御工学教育連携プロジェクト「制御工学」実教出版 2300円+税
担当教員 浅野 洋介

到達目標

・マニピュレータの数式表現を理解できる
・マニピュレータの制御手法について理解できる
・アクチュエータのモデリング・制御について理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ロボットの数学的表現の理解順運動学方程式や動力学方程式を理解し,構造から数式表現できる。順運動学方程式や動力学方程式を理解し,数式表現を理解できる。順運動学方程式や動力学方程式を理解し,数式表現を理解できない。
ロボット制御に関する理解ロボットの制御系を設計できるロボットの制御系の設計を理解できるロボットの制御系の設計を理解できない
DCモータの制御に関する理解DCモータの制御系を設計できるDCモータの制御系を設計を理解できるDCモータの制御系を設計を理解できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる
準学士課程 2(3) 説明 閉じる
JABEE B-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
マニピュレータの制御およびその構成要素であるDCモータの制御について学習する。前半は自動車の組み立て工場で使用されているマニピュレータに焦点をあて,モデリングおよび制御手法を学習する。後半はDCモータに注目してロバスト制御やディジタル制御について学習する.
授業の進め方・方法:
授業は講義形式にて実施する。
毎回,授業の最後に小テストを実施する。
注意点:
4年次の制御工学を履修しておくこと
線形代数および微分方程式の知識を活用するので事前に復習しておくこと
授業90分間に対してレポートを含め,各自180分以上の予習復習をおこなう

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ロボット制御の基礎 ロボットの制御システムについて理解できる
2週 マニピュレータの順運動学・逆運動学 マニピュレータの順運動学・逆運動学について理解できる
3週 マニピュレータ軌道生成 高次多項式による軌道生成について理解できる
4週 重力補償 マニピュレータの重力補償について理解できる
5週 マニピュレータの動力学 ラグランジュ法によるマニピュレータの動力学の導出を理解できる
6週 マニピュレータの制御 計算トルク法による制御を理解できる
7週 ロボット制御の実際 実際のロボット制御システムについて理解できる
8週 中間試験
4thQ
9週 アクチュエータ・センサ ロボットの構成要素であるアクチュエータとセンサについて理解できる
10週 アクチュエータの制御 DCモータをアクチュエータとしたモデリングと制御方法を理解できる
11週 アクチュエータの制御 外乱オブザーバについて理解できる
12週 アクチュエータのディジタル制御 ディジタル制御の基礎となるディジタル信号のz変換を理解できる
13週 パルス伝達関数 ディジタル制御系の表現が理解できる
14週 ディジタル再設計によるディジタル制御 コントローラの離散化が理解できる
15週 まとめ ロボット制御の流れが理解できる
16週 定期試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート授業課題合計
総合評価割合800000200100
基礎的能力70000020090
専門的能力1000000010