電磁気学III

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 電磁気学III
科目番号 d0190 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 専修学校教科書シリーズ5,電磁気学,折笠国光・鈴木源治・中場十三郎・宮腰和夫・森崎良彦,コロナ社
(2年後期に購入済み)
担当教員 泉 源

到達目標

【MCC,V-C-2】
(1)静電容量を説明でき,平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる.
(2)コンデンサの直列接続,並列接続を説明し,その合成静電容量を計算できる.
(3)誘電体と分極及び電束密度を説明できる.
(4)静電エネルギーを説明できる.
(5)誘電体境界条件を説明し,電界及び電束密度の計算ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1静電容量を説明でき,平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる.静電容量の説明ができる.静電容量の説明ができない.
評価項目2コンデンサの直列接続,並列接続を説明し,その合成静電容量を計算できる.コンデンサの直列接続,並列接続を説明できる.コンデンサの直列接続,並列接続を説明できない.
評価項目3誘電体と分極及び電束密度を説明できる.誘電体の説明ができる.誘電体の説明ができない.
評価項目4静電エネルギーを説明し,計算ができる.静電エネルギーの説明ができる.静電エネルギーが説明できない.
評価項目5誘電体境界条件を説明し,電界及び電束密度の計算ができる.誘電体境界条件を説明できる.誘電体境界条件を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 制御・電気電子・機械・情報等基礎工学の知識習得・応用

教育方法等

概要:
授業内容の要点をまとめた資料を配布する.ノートを取る作業よりも授業内容を聞く方に注力して要点を自身でまとめる.例題,演習を通して理解を深める.
授業の進め方・方法:
授業中に演習をおこなう.計算だけでなく,理論に関する理解を深めることをおこなう.
注意点:
例題では基礎的な内容を取り上げる.理解を深めてもらうために演習をおこなう.自ら解いてみることが必要である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,授業の進め方 授業内容と成績評価について理解する
2週 静電容量 静電容量の説明ができる
3週 合成静電容量 直列・並列合成静電容量について求めることができる
4週 静電エネルギー 静電エネルギーの説明ができる
5週 誘電率 誘電体,誘電率,分極を説明できる
6週 誘電体と静電容量 誘電体挿入による静電容量の変化を説明できる
7週 まとめ 中間試験までの内容のまとめをおこなう
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験返却,内容説明
10週 電束と電束密度 電束と電束密度について説明できる
11週 誘電体境界面における境界条件 誘電体境界条件の適用例について例題をとおして理解を深める.
12週 誘電体境界条件02 公式を導出することで現象説明できるようにする.
13週 平行平板コンデンサ間に働く力 仮想変位について解説して,例題をとおして理解を深める.
14週 まとめ 中間試験以降の内容についてまとめをおこなう
15週 定期試験
16週 試験解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電磁気誘電体と分極及び電束密度を説明できる。3後1,後5,後6,後10,後11,後12
静電容量を説明でき、平行平板コンデンサ等の静電容量を計算できる。3後2,後6
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。3後3
静電エネルギーを説明できる。3後4,後13

評価割合

試験演習合計
総合評価割合8020100
評価項目3,5301040
評価項目1,2,4501060