電気回路I

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電気回路I
科目番号 d0200 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 電気回路の基礎と演習(髙田和之他)、森北出版、2005年
担当教員 坂元 周作

到達目標

電気回路に必要な諸理論を理解し、実際に計算等を行い現象を理解できることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電気回路の基礎用語を理解し、説明することができ、自ら問題を作成し、解答することができる理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる与えられた問題を自力で解答することができない
直流回路の解析理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない
直流回路における様々な解法理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_1 説明 閉じる
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業にはノートの代用としてプリントを配布し、これをレポートの代わりとする。各レポートには授業内容を自分でまとめる必要があり、授業を真摯に教授すると共に自分なりの理解をまとめ、記述する必要がある。また、適宜演習を行い、計算と理論に関する理解を深めることを行う。
授業の進め方・方法:
講義を行うとと共に適宜演習課題を課す。また、ノートの代用としてプリントを配布し、授業内容および授業のまとめなどを行う。
注意点:
授業には教科書とノートを必ず持参することとする。例題による演習は理解を深める上で非常に有効であり、演習問題は自ら解いてみることが必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、授業の進め方 電気回路を学習するにあたり心構えや基本について学ぶ
2週 電気回路の基本素子(講義、演習) 電気回路の基本素子について理解し、説明することができる
3週 キルヒホッフの法則(講義、演習) キルヒホッフの法則について理解し、計算することができる
4週 電力、エネルギー(講義、演習) 電力、エネルギーについて説明することができる
5週 Δ-Y、Y-Δ変換(講義、演習) Δ-Y、Y-Δ変換について説明し、計算することができる
6週 前期中間まとめ(1)(演習) これまでの授業内容についてまとめる
7週 前期中間試験 前期中間までの内容について試験を行う
8週 重ねの理(講義、演習) 重ねの理を理解し、計算することができる
2ndQ
9週 テブナン・ノートンの定理、電流源と電圧源の相互変換(講義、演習) テブナン・ノートンの定理、電流源と電圧源の相互変換について理解し、計算することができる
10週 閉路方程式(講義、演習) 閉路方程式について理解し、計算することができる
11週 節点方程式(講義、演習) 節点方程式について理解し、計算することができる
12週 電圧源と電流源が混在する場合の閉路・節点方程式(講義、演習) 電圧源と電流源が混在する場合の閉路・節点方程式について理解し、計算することができる
13週 前期定期まとめ(1)(演習) これまでの授業内容についてまとめる
14週 前期定期まとめ(2)(演習) これまでの授業内容についてまとめる
15週 前期定期まとめ(3)(演習) これまでの授業内容についてまとめる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学物理電気オームの法則から、電圧、電流、抵抗に関する計算ができる。3前2
抵抗を直列接続、及び並列接続したときの合成抵抗の値を求めることができる。3前3
ジュール熱や電力を求めることができる。3前4
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。4前2
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。4前2
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。4前3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。4前4
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。4前5
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。4前4
重ねの理を用いて、回路の計算ができる。4前8
網目電流法を用いて回路の計算ができる。4前10,前12
節点電位法を用いて回路の計算ができる。4前11,前12
テブナンの定理を回路の計算に用いることができる。4前9
情報系分野その他の学習内容オームの法則、キルヒホッフの法則を利用し、直流回路の計算を行うことができる。4前3

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050