情報処理II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 情報処理II
科目番号 d0310 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 川口拓之ら著,Linuxコマンドブック ビギナーズ第5版,ソフトバンククリエイティブ出版,2020年,2100円(+税)
担当教員 大橋 太郎

到達目標

評価項目1.UNIX システムにおいて、管理者が使うコマンドが理解でき、適切に利用ができる。
評価項目2.UNIX システムにおいて、ネットワークに関する技法やファイル転送などのコマンドが理解でき、適切に利用ができる。
評価項目3.班組ソフトウェアのTeXについて理解ができ、簡単な文書や表、数式などの記述ができる。
評価項目4.インターネットにおけるWWWの仕組み、TLD・SLDや国別ドメイン、IPアドレス、セキュリティなどのネットワーク技法の説明ができ、ホームページ(タグや画像、リンク、文字サイズ)の記述ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1UNIX システムにおいて、管理者が使うコマンドが理解でき、適切に利用ができる。UNIX システムにおいて、管理者が使うコマンドがわかる。UNIX システムにおいて、管理者が使うコマンドが理解できない。
評価項目2UNIX システムにおいて、ネットワークに関する技法やファイル転送などのコマンドが理解でき、適切に利用ができる。UNIX システムにおいて、ネットワークに関する技法やファイル転送などのコマンドがわかる。UNIX システムにおいて、ネットワークに関する技法やファイル転送などのコマンドが理解できない。
評価項目3班組ソフトウェアのTeXについて理解ができ、簡単な文書や表、数式などの記述ができる。班組ソフトウェアのTeXがわかり、簡単な文書や表、数式などの記述方法がわかる。班組ソフトウェアのTeXについて理解ができ、簡単な文書や表、数式などの記述ができる。
評価項目4インターネットにおけるWWWの仕組み、TLD・SLDや国別ドメイン、IPアドレス、セキュリティなどのネットワーク技法の説明ができ、ホームページ(タグや画像、リンク、文字サイズ)の記述ができる。インターネットにおけるWWWの仕組み、TLD・SLDや国別ドメイン、IPアドレス、セキュリティなどのネットワーク技法、ホームページ(タグや画像、リンク、文字サイズ)の意味がわかる。インターネットにおけるWWWの仕組み、TLD・SLDや国別ドメイン、IPアドレス、セキュリティなどのネットワーク技法の説明、ホームページ(タグや画像、リンク、文字サイズ)の記述ができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_1 科学技術の基礎知識・応用力の修得・活用
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 制御・電気電子・機械・情報等基礎工学の知識習得・応用
JABEE B-2 専門分野の知識と能力

教育方法等

概要:
この授業ではUNIXのオペレーティングシステムについて実践的に学習するものである。UNIXの歴史、背景を学習し、それほど多くないコマンドを理解し、コマンド入力で目的の操作が達成できるようにする授業である。
基礎を理解し、使い方を理解してしまえば、容易にわかる内容である。
授業の進め方・方法:
授業90分に対して教科書でそれぞれ45分以上の予習、復習を行うこと。
ライブCD、ライブDVD、VNWareやVitual PCなど仮想マシン実行環境を効果的に利用して自学自習の学習環境を整えること。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として、講義内容に適したテキストを配布すると共に、理解度を確認するためのレポート課題を実施する。
注意点:
近年の計算機環境では、グラフィカルなユーザインタフェースが一般的である。一方この授業では、長い歴史を有し、強力なデータ処理能力を発揮できるコマンド行インターフェースを主に用いる。前者に比べ後者では、論理的な思考に基づく計算機の動作原理の理解が必要とされる。 このような理解は、講義内容の復習や演習内容の反復により深まるものである。関連する書籍や雑誌、ウェブサイトを参照し、重要事項を確実に理解することを心掛けて欲しい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 コマンド行インターフェースの基礎12
管理者が主に使うコマンドについて説明ができる。
2週 コマンド行インターフェースの基礎13 パッケージインストールに用いるコマンドがわかる。
3週 コマンド行インターフェースの基礎14 ネットワークに関するコマンドがわかる。
4週 コマンド行インターフェースの基礎15 ファイル転送などのコマンドがわかる。
5週 TeXの学習1
組版ソフトウェアのTeXがどのようなものか説明できる。
6週 TeXの学習2
簡単なTeXの文章や表が書ける。
7週 TeXの学習3 数式が含まれた文章が書ける。
8週 中間試験
4thQ
9週 TeXの学習3 数式やグラフが入った文章、2段組、余白設定など特殊な文章が書ける。
10週 ネットワーク1
WWWの仕組みやURLに使われているTLD、SLD、国別ドメインなどがわかる。
11週 ネットワーク2
IPアドレスの仕組みがわかる。
12週 ネットワーク3
セキュリティの重要性がわかる。
13週 ネットワーク4
ホームページに使われてるタグの仕組みがわかる。
14週 ネットワーク5
主なタグを用いてホームページをつくることができる。
15週 ネットワーク6
画像やリンク、いろいろな文字サイズが含まれたホームページができる。
16週 後期期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポート合計
総合評価割合6040100
評価項目1151025
評価項目2151025
評価項目3151025
評価項目4151025