技術者入門Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 技術者入門Ⅱ
科目番号 d0430 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業資料を適宜配布する.
担当教員 沢口 義人,未定

到達目標

1. 体験学習を通して,技術者として必要な基礎的実験能力と製作能力を身に付けている.
2. 基本的な電子部品・計測機器の取り扱いができる.
3. 個人ごとにライントレーサを製作して適切に動作させ,製作過程について報告書を作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電子工作技術動作不良などの問題を自己解決しながら,ライントレーサを製作できる.ライントレーサを製作できる.ライントレーサの製作ができない.
報告書作成ライントレーサの製作過程について,応用的な事項も盛り込んだ報告書を作成できる.ライントレーサの製作過程について報告書を作成できる.ライントレーサの製作について,報告書を作成できない.
計測器の取り扱い直流機器やオシロスコープ,ファンクションジェネレータを用いた応用的な実験を遂行できる.直流機器やオシロスコープ,ファンクションジェネレータを用いた基本的な実験を遂行できる.直流機器やオシロスコープ,ファンクションジェネレータの取り扱いができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) 旧DP_1 説明 閉じる
準学士課程(R5までのDP) 旧DP_2 説明 閉じる
準学士課程(R5までのDP) 旧DP_4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本授業ではまず,1人1台ライントレーサを製作する.そして4名程度の班ごとに,基本的な測定機器の取り扱いを学ぶ.これらを通じて,工具や測定機器を適切に取り扱う能力を身に付ける.
授業の進め方・方法:
第一実験室に集合し,出席状況と授業内容を確認して,実習形式で各種課題に取り組む.
注意点:
授業欠席時にはなるべく早い段階で担当教員に申し出て指示を仰ぐこと.事前の指示に応じて,工具やグラフ用紙,テスタなどを持参する(忘れ物をしない)こと.分からないことがあれば教職員や3年生の学生に気軽に尋ねて欲しい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ライントレーサ製作(1) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
2週 ライントレーサ製作(2) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
3週 ライントレーサ製作(3) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
4週 ライントレーサ製作(4) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
5週 ライントレーサ製作(5) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
6週 ライントレーサ製作(6) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
7週 ライントレーサ製作(7) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
8週 ライントレーサ製作(8) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
4thQ
9週 ライントレーサ製作(9) ライントレーサの製作を通じて,工具や計測機器の利用法を身に付ける.
10週 ライントレーサ製作(10) ライントレーサを完成させ報告書を作成する.(MCC)
11週 測定機器の取り扱い(1) 直流安定化電源や直流電圧計,直流電流計を適切に使用できる.(MCC)
12週 測定機器の取り扱い(2) オシロスコープを適切に使用できる.(MCC)
13週 測定機器の取り扱い(3) ファンクションジェネレータを適切に使用できる.(MCC)
14週 測定機器の取り扱い(4) 発光ダイオードや圧電サウンダを用いた応用的な測定実験ができる.(MCC)
15週 まとめ 授業内容について適切に説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。1後1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2後1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。1後1
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。1後10
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2後10
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。1後10
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2後1
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。2後1
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。2後1
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2後10
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。2後11
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。2後11
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。2後12
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。2後11
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2

評価割合

製作物報告書実験課題合計
総合評価割合206020100
基礎的能力010515
専門的能力20401575
分野横断的能力010010