プロジェクト実習

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 プロジェクト実習
科目番号 d0510 科目区分 専門 / 必修選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 なし
担当教員 沢口 義人

到達目標

「技術者入門 I」「技術者入門 II」における各種プロジェクトについて,1 年生を適切に指導し,専門の知識や技術,チームをまとめる力を修得する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プロジェクト指導割り当てられた班員の個性を把握し,助言を与えて適切な行動変容を促すことができる.割り当てられた班員に対して助言を与えて行動変容を促すことができる.割り当てられた班員に対して助言を与えることができない.
報告書作成実施したプロジェクトについて,後続する履修者にとって参考となる報告書を作成できる.実施したプロジェクトについて,実施内容を説明する報告書を作成できる.実施したプロジェクトについて,報告書を作成できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「技術者入門 I」「技術者入門 II」の授業で,3~4 人の 1 年生で構成される班を指導して,「電子工作基礎」「ミニロボコン」「ライントレーサ製作」「基本測定器の取り扱い」の各プロジェクトを成功に導く.
授業の進め方・方法:
毎回の「技術者入門 I」「技術者入門 II」の授業に参加して各班員を指導し,進捗や反省事項などを記録していく.事前の説明会や事後の検討会がある場合にはそれらに参加する.最後に年間を通した取り組み内容について報告書を作成する.
注意点:
自身が履修した「技術者入門I」「技術者入門II」における疑問点や問題点を思い起こし,それらを軽減できるよう,班員や教職員に対して積極的にアクションを起こして欲しい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 「技術者入門I」のガイダンスに同席して,割り当てられた班員と適切にコミュニケーションできる.(MCC)
2週 テスタの製作(1) テスタの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
3週 テスタの製作(2) テスタの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
4週 テスタの製作(3) テスタの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
5週 テスタの取り扱い テスタを使った測定に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
6週 ミニロボコン(1) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
7週 ミニロボコン(2) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
8週 ミニロボコン(3) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
2ndQ
9週 ミニロボコン(4) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
10週 ミニロボコン(5) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
11週 ミニロボコン(6) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
12週 ミニロボコン(7) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
13週 ミニロボコン(8) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
14週 ミニロボコン(9) ロボット作成に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
15週 ミニロボコン競技会 ミニロボコン競技会に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
16週
後期
3rdQ
1週 ライントレーサ製作(1) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
2週 ライントレーサ製作(2) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
3週 ライントレーサ製作(3) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
4週 ライントレーサ製作(4) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
5週 ライントレーサ製作(5) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
6週 ライントレーサ製作(6) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
7週 ライントレーサ製作(7) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
8週 ライントレーサ製作(8) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
4thQ
9週 ライントレーサ製作(9) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
10週 ライントレーサ製作(10) ライントレーサの製作に際して適切な指導と助言ができる.(MCC)
11週 測定機器の取り扱い(1) 直流安定化電源や電流計/電圧計の使用法について適切な指導と助言ができる.(MCC)
12週 測定機器の取り扱い(2) オシロスコープの使用法について適切な指導と助言ができる.(MCC)
13週 測定機器の取り扱い(3) ファンクションジェネレータの使用法について適切な指導と助言ができる.(MCC)
14週 測定機器の取り扱い(4) 発光ダイオードや圧電サウンダを用いた応用的な測定実験について適切な指導と助言ができる.(MCC)
15週 まとめ 実施した全プロジェクトについて適切な報告書を作成して提出できる.(MCC)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3後11,後15
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3後15
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3後15
電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。3後11
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。3前5
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。3後12,後13,後14
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。3前5,後11,後12,後13,後14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2後15
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。2後15
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
合意形成のために会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

態度報告書合計
総合評価割合2080100
基礎的能力10515
専門的能力56065
分野横断的能力51520