製図II

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 製図II
科目番号 da090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 機械製図(遠藤正弘他)(検定教科書 工業702)
担当教員 君塚 進

到達目標

評価項目1:寸法公差や幾何学公差の意味と意義を正確に理解し、図面の情報を読み取ったり図面を描くことが出来る。
評価項目2:ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を正確に理解し、描くことが出来る。
評価項目3:フリーの簡易CADソフトを用いて、図面が書けるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1寸法公差や幾何学公差の意味と意義を正確に理解し、図面の情報を読み取ったり図面を描くことが出来る。 おおよその寸法公差や幾何学公差の意味と意義を理解し、図面の情報を読み取ったり図面を描くことが出来る。寸法公差や幾何学公差の意味と意義を理解していない。
評価項目2ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を正確に理解し、描くことが出来る。ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を理解し、描くことが出来る。 ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を理解していない。
評価項目3フリーの簡易CADソフトを用いて、図面が書けるようになる。フリーの簡易CADソフトを用いて、簡単な図面が書けるようになる。フリーの簡易CADソフトを用いて、簡単な図面が書けない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 6A 制御工学を中心とした基礎工学の幅広い知識の修得

教育方法等

概要:
図面を描く上で必要な寸法公差、幾何学公差を理解したうえで、図面を描くことが出来るようになる。本的な機械要素である軸受け、ボルトナット、歯車などの図面の読み方と描き方を身につける。後半は、フリーの簡易CADソフトを用いた簡単な図面の描き方を修得する。
授業の進め方・方法:
講義と実習形式で行う。授業の初めに、課題作成に必要な内容を説明し、各自が課題作成に取り組む。
注意点:
・教科書と製図道具を忘れずに持参すること。
・後期を通じて9の課題の提出を求めるので、集中して課題に取り組み、提出期限を守ること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 はめあい(パッキン押さえ) はめあいの意味を理解して、図面を作図できる。
(課題1:パッキン押さえ)
2週 幾何学公差(フランジ)
幾何公差の意味を理解して、図面を作図できる。
(課題2:フランジ)
3週 機械要素(軸受け)1
軸受けの種類を理解して、軸受けの図面の描き方を説明できる。
4週 機械要素(軸受け)2 軸受けの図面の描き方を理解して、軸受けの製図例を元に作図できる。(課題3:軸受け)
5週 機械要素(ボルト・ナット)1 ボルト・ナットの種類や規格を理解して、描き方を説明できる。
6週 機械要素(ボルト・ナット)2 ボルト・ナットの描き方を理解して、製図例を元に作図できる。
(課題4:ボルトナット)
7週 機械要素(歯車)1 歯車の種類や用途を説明でき、歯車の描き方を説明できる。
8週 機械要素(歯車)2 歯車の描き方を理解して、製図例を元に作図できる。
(課題5:歯車)
4thQ
9週 機械要素(キー溝) キー溝の描き方を理解して、製図例を元に作図できる。
(課題6:出力軸)
10週 フリーの簡易CADソフトの使い方 フリーのCADソフトの基本的な使い方を身につけ、チュートリアルに従って課題を作成できる。(課題7:フランジ)
11週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図1 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題8:支持台(2週分))
12週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図2 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題8:支持台(2週分))
13週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図3 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題9:軸受けふた(2週分))
14週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図4 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題9:軸受けふた(2週分))
15週 課題提出 課題7~9を完成させて提出する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能課題発見力・問題解決力課題発見力・問題解決力直面している事象や出来事を分析して、対応すべき問題を特定できる。2
現状を分析した上で、実現すべき理想との乖離(ギャップ)の中に含まれる課題を把握できる。2
問題の解決、理想の実現のために達成すべき目標を設定し、また、具体的な行動案を検討できる。2
基盤的資質・能力自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。2
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。2
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。2

評価割合

提出課題合計
総合評価割合100100
評価項目1、2、3100100