到達目標
激動する世界情勢の中で、価値観が揺らぎ確実に道を示してくれる基準や思想なども存在を疑われて久しい。その中で、世界の歴史を学ぶのは大変重要である。過去の人々もまた、生きてきた環境の大きな変化、信じてきた価値観の変容および消滅などを経験してきたのである。そうした人々の営為を知る意味は大きい。また、現在の科学技術の変化は大変急速で、昔のことを学ぶなど何の価値もないと思う向きもあるがこれは大きな間違いである。科学技術は過去からの積み重ねが非常に大きく、携わった人の社会・思想がその成果の密接に結びついていることが多い。歴史を学ぶことで、科学技術の新しいヒントを得ることも可能である。こうしたことを考えつつ、授業にのぞんでもらいたい。歴史Bは学修単位科目であり、90分の授業に90分の予習・復習時間を必要とする。課題は授業時間内に提示する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | 世界の歴史について十分な知識と理解を持ち、積極的に意見を述べることができる | 世界の歴史について一定の理解があり意見がある | 世界の歴史について十分理解しておらず、意見もない |
評価項目2 | 過去の世界で起きた出来事を多面的に理解し、説明することができる | 過去の世界で起きた出来事について一定の理解がある | 過去の歴史の出来事に対する理解や知識がない |
評価項目3 | 世界の歴史を学ぶことで得られた教訓やヒントを将来の日本や自分の問題とあわせ考えることができる | 世界の歴史を学ぶことから得られた教訓やヒントをある程度理解できる | 世界の歴史を学ぶことから教訓やヒントを得ることができない |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_3
説明
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教育方法等
概要:
歴史上の大きな事件、重要な人物の動向をおさえつつ、科学技術史の発展について注目すべき事象を適宜紹介していく。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式ですすめ、適宜映像資料を用いる。
注意点:
授業中に積極的に意見を述べ、発表なども十分な準備のもと行えるようにすること
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の進め方について(調査や発表の準備に関する説明を含む)
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2週 |
技術者の貢献 |
世界史に見る、技術者の貢献について理解できる(MCC)
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3週 |
第一次世界大戦の終結と講和 |
興和が平和をもたらさなかった理由を理解できる(MCC)
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4週 |
世界恐慌とファシズム |
ファシズム台頭をもたらした理由について理解できる(MCC)
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5週 |
歴史調査 |
第一次世界大戦後の世界に関する調査を行い、発表の準備をする
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6週 |
第二次世界大戦への道(1) |
第二次世界大戦がなぜ起きたかについて理解できる(MCC)
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7週 |
第二次世界大戦(2) |
第二次世界大戦がなぜ起きたかについて理解できる(MCC)
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8週 |
中間まとめ |
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4thQ |
9週 |
第二次世界大戦(3) |
第二次世界大戦がなぜ起きたかについて理解できる(MCC)
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10週 |
戦後世界の構築 |
第二次世界大戦後世界の展開について理解できる(MCC)
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11週 |
調査と発表 |
歴史に関して行った調査に基づき発表を行う
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12週 |
日本復興と米ソの対立 |
日本復興の状況および米ソ対立化の世界情勢について理解できる(MCC)
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13週 |
現代科学技術の意味 |
現代社会において、科学技術の発達がもたらした結果を理解できる(MCC)
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14週 |
これからの世界 |
今後の世界の状況について、歴史的見地から考える必要を理解できる(MCC)
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15週 |
1年間のまとめ |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |