到達目標
高等学校学習指導要領 理科編の「化学」に準じ,「基礎化学ⅠA,ⅠB」,「化学ⅠA」との関連を図りながら,更に進んだ化学的な方法で自然の事物・現象に関する問題を取り扱い,化学的に探究する能力と態度を身に付ける.さらに,化学の基本的な概念や原理・法則の理解を深め,科学的な自然観を育てることを目標とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電気分解の概念を説明でき,反応の様子や量的関係を反応式で示すことができる | 電気分解の概念を説明できる. | 電気分解の概念を理解できていない. |
評価項目2 | 化学反応と熱,光,電気エネルギーの関係について説明でき,反応の様子や量的関係を反応式で示すことができる. | 化学反応と熱,光,電気エネルギーの関係について説明できる. | 化学反応と熱,光,電気エネルギーの関係について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_1
説明
閉じる
JABEE B-1
説明
閉じる
教育方法等
概要:
コアカリキュラムの要求範囲を中心として,一般教養的な内容について指定教科書を用いて講義を行い,指定問題集を用いた自己学習も行う.
授業の進め方・方法:
・指定教科書の内容を中心とし,スライド資料および板書を用いた講義を行う.
・試験は中間試験,定期試験の計2回実施する.
注意点:
・疑問点については積極的に質問し,可能な限り授業中に解決する努力をすること.
・課された課題などの提出物に真剣に取り組み,提出期限を厳守すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 酸化還元反応⑦ |
授業の進め方や授業を受けるにあたっての注意点などを理解する. 酸化還元反応の起こりやすさについて理解する.
|
2週 |
酸化還元反応⑧ 電気分解① |
身の回りの酸化還元反応として電池の原理について説明できる. 電気分解について説明できる.また,電池と電気分解についても理解する.
|
3週 |
電気分解② |
電気分解における各電極での反応ついて説明できる.
|
4週 |
電気分解③ |
電気分解における量的関係について理解する.また,電池と電気分解の違いについて説明できる.
|
5週 |
化学反応とエネルギー① |
化学反応で熱の出入りがあることを理解する.
|
6週 |
化学反応とエネルギー② |
反応熱の種類や状態変化とエネルギーの関係について理解する.
|
7週 |
まとめ問題演習 |
|
8週 |
後期 中間試験 |
|
4thQ |
9週 |
中間試験の返却と解説 化学反応とエネルギー③ |
様々な反応や状態変化とについて理解する.
|
10週 |
化学反応とエネルギー④ |
ヘスの法則について理解する.
|
11週 |
化学反応とエネルギー⑤ |
生成熱と結合エネルギーについて理解する.また,主な化学発光および生物発光を知っている.
|
12週 |
反応の速さとしくみ① |
反応速度について理解する.
|
13週 |
反応の速さとしくみ② |
反応速度を変える条件を説明できる.
|
14週 |
まとめ 問題演習 |
|
15週 |
後期 定期試験 |
|
16週 |
定期試験の返却と解説 |
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 化学(一般) | 化学(一般) | 物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。 | 3 | 後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
原子のイオン化について説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
代表的なイオンを化学式で表すことができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。 | 3 | 後4 |
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。 | 3 | 後3,後4,後5,後6,後9,後10,後11,後12,後13 |
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。 | 3 | 後4,後10,後12 |
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
酸化還元反応について説明できる。 | 3 | 後1,後2 |
ダニエル電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後1 |
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。 | 3 | 後1 |
一次電池の種類を説明できる。 | 3 | 後1 |
二次電池の種類を説明できる。 | 3 | 後1 |
電気分解反応を説明できる。 | 3 | 後2,後3,後4 |
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。 | 3 | 後3,後4 |
ファラデーの法則による計算ができる。 | 3 | 後4 |
化学実験 | 化学実験 | 有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。 | 3 | 後4,後10,後12 |
評価割合
| 試験 | 課題・レポート等 | 授業ノート | その他(出席,授業態度等) | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 30 | 6 | 4 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 30 | 6 | 4 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |