歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 佐藤次高ほか『詳説世界史』山川出版社、800円
担当教員 小谷 俊博

到達目標

第一次世界大戦からの世界史の流れを把握し、現代社会がいかにして成立したかを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1第一次世界大戦による国際社会の影響を問題なく説明できる。第一次世界大戦による国際社会の影響の大枠を理解している。第一次世界大戦による国際社会の影響が理解できていない。
評価項目2第二次世界大戦による国際社会の影響を問題なく説明できる。第二次世界大戦による国際社会の影響の大枠を理解している。第二次世界大戦による国際社会の影響が理解できていない。
評価項目3戦後社会から現代に至る過程を問題なく説明できる。戦後社会から現代に至る過程の大枠を理解している。戦後社会から現代に至る過程が理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の成立過程を学ぶことが主たる目的である。それゆえ、時事問題の理解も重要な課題であり、授業ごとにニュースを取り上げることがある。
授業の進め方・方法:
原則としてスライドを用いて流れを説明する。
注意点:
用語集をプリントの形で配布するので適切に管理すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション なぜ歴史を学ぶかを理解する。
2週 第一次世界大戦前史 第一次世界大戦に至る大まかな流れを理解する。
3週 第一次世界大戦とロシア革命① バルカン半島の危機から戦時外交と総力戦までを理解する。
4週 第一次世界大戦とロシア革命② 大戦の結果からネップとソ連の整理津までを理解する。
5週 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国① ヴェルサイユ体制とワシントン体制から西欧諸国の停滞までを理解する。
6週 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国② イタリアのファシズムからアメリカ合衆国の繁栄までを理解する。
7週 アジア・アフリカ地域の民族運動 第一次世界大戦と東アジアからアフリカの民族運動までを理解する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略① 世界恐慌とその影響を理解する。
10週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略② ニューディールとブロック経済から満州事変・日中戦争と中国の抵抗までを理解する。
11週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略③ ナチス=ドイツとファシズム諸国の攻勢と枢軸の形成までを理解する。
12週 第二次世界大戦① ナチス=ドイツの侵略と開戦から独ソ戦までを理解する。
13週 第二次世界大戦② 太平洋戦争からファシズム諸国の敗北までを理解する。
14週 第二次世界大戦③ 映像資料を通して、第二次世界大戦とは何かを視覚的に理解する。
15週 前期期末試験
16週 試験返却・解説
後期
3rdQ
1週 戦後世界秩序の形成とアジア諸地域の独立① 戦後世界秩序の形成から米ソ冷戦の始まりまでを理解する。
2週 戦後世界秩序の形成とアジア諸地域の独立② 東西ヨーロッパの分断から南アジア・西アジアの独立までを理解する。
3週 米ソ冷戦の激化と西欧・日本の経済復興① 朝鮮戦争と軍拡競争の激化からアメリカ合衆国の「豊かな社会」化までを理解する。
4週 米ソ冷戦の激化と西欧・日本の経済復興② 西欧・日本の経済復興からソ連の「雪どけ」と平和共存政策までを理解する。
5週 第三世界の台頭と米・ソの歩み寄り① 第三世界の連携からヨーロッパでの緊張緩和までを理解する。
6週 第三世界の台頭と米・ソの歩み寄り② 中ソ対立と中国の動揺から第三世界の開発独裁と南・東南アジアの自立化までを理解する。
7週 石油危機と世界経済の再編 国際経済体制のいきづまりから冷戦の終結までを理解する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 社会主義世界の変容とグローバリゼーションの進展① 東欧の民主化からソ連邦の解体までを理解する。
10週 社会主義世界の変容とグローバリゼーションの進展② 情報技術革命の進展から通商の自由化と地域統合の進展までを理解する。
11週 途上国の民主化と独裁政権の動揺① 途上国の民主化からアジア社会主義国家の変容までを理解する。
12週 地域紛争の激化と深刻化する貧困① 東欧・ロシアの地域紛争からアフリカの民主化と貧困・内線までを理解する。
13週 地域紛争の激化と深刻化する貧困② 中東・アジアの地域紛争から紛争解決・軍縮の試みまでを理解する。
14週 現代文明の諸特徴 映像資料を通じて、現代社会の問題の一つである「差別」について考える。
15週 後期定期試験
16週 試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。3
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。3
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000