歴史Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 歴史Ⅱ
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 佐藤次高ほか『詳説世界史』山川出版社、800円
担当教員 小谷 俊博

到達目標

第一次世界大戦からの世界史の流れを把握し、現代社会がいかにして成立したかを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1第一次世界大戦による国際社会の影響を問題なく説明できる。第一次世界大戦による国際社会の影響の大枠を理解している。第一次世界大戦による国際社会の影響が理解できていない。
評価項目2第二次世界大戦による国際社会の影響を問題なく説明できる。第二次世界大戦による国際社会の影響の大枠を理解している。第二次世界大戦による国際社会の影響が理解できていない。
評価項目3戦後社会から現代に至る過程を問題なく説明できる。戦後社会から現代に至る過程の大枠を理解している。戦後社会から現代に至る過程が理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会の成立過程を学ぶことが主たる目的である。それゆえ、時事問題の理解も重要な課題であり、授業ごとにニュースを取り上げることがある。
授業の進め方・方法:
原則としてスライドを用いて流れを説明する。適宜、必要と考えられる映像資料を見る。
注意点:
毎回、プリントが配布される。必ず管理しておくこと。原則として再配布は行わない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション なぜ歴史を学ぶかを理解する。
2週 第一次世界大戦前史 第一次世界大戦に至る大まかな流れを理解する。
3週 第一次世界大戦とロシア革命① バルカン半島の危機から戦時外交と総力戦までを理解する。
4週 第一次世界大戦とロシア革命② 大戦の結果からネップとソ連の整理津までを理解する。
5週 映像で観る第一次世界大戦 第1次世界大戦の映像資料を観て、視覚的に理解する。
6週 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国① ヴェルサイユ体制とワシントン体制から西欧諸国の停滞までを理解する。
7週 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国② イタリアのファシズムからアメリカ合衆国の繁栄までを理解する。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 アジア・アフリカ地域の民族運動 第一次世界大戦と東アジアからアフリカの民族運動までを理解する。
10週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略① 世界恐慌とその影響を理解する。
11週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略② ニューディールとブロック経済から満州事変・日中戦争と中国の抵抗までを理解する。
12週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略③ ナチス=ドイツとファシズム諸国の攻勢と枢軸の形成までを理解する。
13週 第二次世界大戦① ナチス=ドイツの侵略と開戦から独ソ戦までを理解する。
14週 第二次世界大戦② 太平洋戦争からファシズム諸国の敗北までを理解する。
15週 前期期末試験
16週 第二次世界大戦③ 映像資料を通して、第二次世界大戦とは何かを視覚的に理解する。
後期
3rdQ
1週 戦後世界秩序の形成とアジア諸地域の独立① 戦後世界秩序の形成から米ソ冷戦の始まりまでを理解する。
2週 戦後世界秩序の形成とアジア諸地域の独立② 東西ヨーロッパの分断から南アジア・西アジアの独立までを理解する。
3週 第二次世界大戦から冷戦まで 映像資料を通して、第二次世界大戦以降の世界について理解する。
4週 米ソ冷戦の激化と西欧・日本の経済復興① 朝鮮戦争と軍拡競争の激化からアメリカ合衆国の「豊かな社会」化までを理解する。
5週 米ソ冷戦の激化と西欧・日本の経済復興② 西欧・日本の経済復興からソ連の「雪どけ」と平和共存政策までを理解する。
6週 第三世界の台頭と米・ソの歩み寄り① 第三世界の連携からヨーロッパでの緊張緩和までを理解する。
7週 第三世界の台頭と米・ソの歩み寄り② 映像資料を通して、これまで学んだ内容を視覚的に理解する。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 第三世界の台頭と米・ソの歩み寄り③ 中ソ対立と中国の動揺から第三世界の開発独裁と南・東南アジアの自立化までを理解する。
10週 冷戦時の世界 映像資料により冷戦の影響下での世界情勢を理解する。
11週 社会主義世界の変容とグローバリゼーションの進展① 東欧の民主化からソ連邦の解体までを理解する。
12週 社会主義世界の変容とグローバリゼーションの進展② 情報技術革命の進展から通商の自由化と地域統合の進展までを理解する。
13週 途上国の民主化と独裁政権の動揺 途上国の民主化からアジア社会主義国家の変容までを理解する。
14週 現代文明の諸特徴 映像資料を通じて、現代社会の問題の一つである「差別」について考える。
15週 後期定期試験
16週 現代とは何か 映像資料を通じて、現代社会が直面する新たな問題を理解する。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000