科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 製図
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「機械製図」(文部科学省検定教科書)、実教出版
担当教員 岡本 峰基

到達目標

・図面とJIS規格の重要性を理解し、JIS規格に基づいた文字と線の描き方ができる。
・立体図から平面図を描けるようになる。
・平面図から立体図を描けるようになる。
・第三角法に基づいた三面図が描けるようになる。
・JIS規格に基づいた寸法記入ができるようになる。
・ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を習得する。
・フリーの簡易CADソフトを用いて、簡単な図面が書けるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1JIS規格に基づいて、品物の図面を第三角法で描くことが出来る。JIS規格に基づいて、簡単な品物の図面を第三角法で描くことが出来る。JIS規格に基づいて、簡単な品物の図面を第三角法で描くことが出来ない。
評価項目2 ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を正確に理解し、描くことが出来る。 ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を理解し、描くことが出来る。 ねじや歯車等の代表的な機械要素の略画法を理解していない。
評価項目3 フリーの簡易CADソフトを用いて、図面が書けるようになる。 フリーの簡易CADソフトを用いて、簡単な図面が書けるようになる。 フリーの簡易CADソフトを用いて、簡単な図面が書けない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前半は、機械製図の意義とJIS規格の重要性を学び、第3角法による図面の書き方や寸法の記入方法を習得する。その後、基本的な機械要素の図面の読み方と描き方を身につける。後半は、フリーの簡易CADソフトを用いた簡単な図面の描き方を修得する。
授業の進め方・方法:
講義と実習形式で行う。授業の初めに、課題作成に必要な内容を説明し、各自が課題作成に取り組む。
注意点:
・教科書と製図道具を忘れずに持参すること。
・1年間を通じて18の課題の提出を求めるので、集中して課題に取り組み、提出期限を守ること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスと機械製図を学ぶ意義 機械製図の必要性を説明できる。
2週 JIS規格の重要性と線の種類 線の種類と用途を説明できる。
3週 投影法、投影図の描き方 投影図の描き方を説明できる。
4週 第3角法による図面の描き方 フリーハンドで第3角法を用いて、簡単な図を作図できる。
5週 製図道具の使い方、(線の書き分け) 製図道具を使って、作図に必要な線の描き方を身につける。
(課題1:線の書き分け)
6週 第3角法による作図(1) 製図道具を使って、第3角法を用いて作図できる。
(課題2:三角法1)
7週 第3角法による作図(2) 製図道具を使って、第3角法を用いて作図できる。
(課題3:三角法2)
8週 テクニカルイラストレーション(等角図) 等角図の描き方を習得し、図面を作図できる。
(課題4:等角図)
2ndQ
9週 テクニカルイラストレーション(キャビネット図) キャビネット図の描き方を習得し、図面を作図できる。
(課題5:キャビネット図)
10週 断面図 断面図の描き方を習得し、図面を作図できる。
(課題6:断面図)
11週 寸法記入 正しい寸法の記入方法のを習得し、図面を作図できる。
(課題7:寸法記入)
12週 仕上げ記号(Vブロック) 仕上げ記号の意味を理解して、図面を作図できる。
(課題8:Vブロック)
13週 寸法公差(はさみゲージ) 寸法公差の意味を理解して、図面を作図できる。
(課題9:はさみゲージ)
14週 はめあい(パッキン押さえ) はめあいの意味を理解して、図面を作図できる。
(課題10:パッキン押さえ)
15週 幾何学公差(フランジ) 幾何公差の意味を理解して、図面を作図できる。
(課題11:フランジ)
16週
後期
3rdQ
1週 機械要素(軸受け) 軸受けの種類を理解して、軸受けの図面の描き方を説明できる。
2週 機械要素(軸受け) 軸受けの図面の描き方を理解して、軸受けの製図例を元に作図できる。(課題12:軸受け)
3週 機械要素(ボルト・ナット) ボルト・ナットの描き方を説明できる。
4週 機械要素(ボルト・ナット) ボルト・ナットの描き方を理解して、製図例を元に作図できる。
(課題13:ボルトナット)
5週 機械要素(歯車) 歯車の描き方を説明できる。
6週 機械要素(歯車) 歯車の描き方を理解して、製図例を元に作図できる。
(課題14:歯車)
7週 機械要素(キー溝) キー溝種類と描き方を説明できる。
8週 機械要素(キー溝) キー溝の描き方を理解して、製図例を元に作図できる。
(課題15:出力軸)
4thQ
9週 フリーの簡易CADソフトの使い方(1) フリーのCADソフトの基本的な使い方を身につける。
10週 フリーの簡易CADソフトの使い方(2) フリーのCADソフトの基本的な使い方を身につける。
11週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題16:フランジ)
12週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題17:支持台(2週分))
13週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題17:支持台(2週分))
14週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題18:支持台(2週分))
15週 フリーの簡易CADソフトのを使った作図 簡易CADソフトを使って、簡単な図形を作図できる。
(課題18:支持台(2週分))
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000