電気回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 電気回路Ⅰ
科目番号 0041 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 服藤憲司著『例題と演習で学ぶ電気回路』森北出版、2011年、2600円(+税)
担当教員 臼井 邦人

到達目標

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1・ 直流回路でオームの法則を適用し電圧・電流・電力を計算できる。 ・ 回路素子の基本的な性質を理解し、簡単な交流回路の計算ができる。・ 直流回路でオームの法則を適用し電圧・電流・電力の関係が理解できる。 ・ 回路素子の基本的な性質を理解できる。 ・ 直流回路でオームの法則を適用し電圧・電流・電力の関係が理解できない。 ・ 回路素子の基本的な性質を理解できない。
評価項目2・ 正弦波交流の複素数表示を理解、交流回路の電圧・電流を計算できる。・ 正弦波交流の複素数表示を理解し、交流回路の電圧・電流の関係が理解できる。・ 正弦波交流の複素数表示を理解できない。
評価項目3・ 共振の性質を理解し、簡単な共振回路の計算ができる ・ キルヒホッフの法則を理解し、節点解析および閉路解析により回路網の電圧・電流の計算ができる。 ・ 交流回路の定理について理解し、計算ができる。・ 共振の性質を理解できる ・ キルヒホッフの法則を理解し、節点解析および閉路解析により回路網の電圧・電流の式を記述できる。 ・ 交流回路の定理について理解できる。 ・ 共振の性質を理解できるない。 ・ 節点解析および閉路解析により回路網の電圧・電流の式を記述できない。 ・ 交流回路の定理について理解できない。
評価項目4・ 総合誘導回路を理解し、回路の計算ができる。 ・ 線形回路の性質を利用して回路の電圧・電流・電力の計算ができる。 ・ 三相交流を理解し、簡単な回路の計算ができる。・ 総合誘導回路を理解できる。 ・ 線形回路の性質を利用して回路の電圧・電流・電力の関係が理解できる。 ・ 三相交流の性質を理解できる。 ・ 総合誘導回路を理解できない。 ・ 線形回路の性質を利用して回路の電圧・電流・電力の関係が理解できない。 ・ 三相交流の性質を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
基本的に教科書に沿って講義を進めるが、教科書で不十分な項目については適宜プリントを配布し補足する.
注意点:
講義で学んだことは時間を置かず例題、演習問題でチェックすること。また、計算能力が重要になるので、数学に関しては三角関数、指数、複素数、微分・積分、行列等、物理に関しては物理量、単位系、波動等を復習しながら理解すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ 直流回路の要素、解析 ・ 電圧と電位、電流、電力
2週 ・ 直流回路の要素、解析 ・ 電気抵抗とオームの法則
3週 ・ 直流回路の要素、解析 ・ 直列接続、並列接続の電圧、電流
4週 ・ 電圧源と電流源 ・ 電圧源、電流源
5週 ・ 電圧源と電流源 ・ 電気回路の基本法則、定理
6週 ・ 正弦波交流の基礎 ・ 正弦波交流、実効値
7週 演習 ・ 前期1〜6週までの内容の復習
8週 前期中間試験 ・ 前期中間試験までの学習内容
2ndQ
9週 ・ 正弦波交流と複素表示 ・ 交流回路の複素表示、抵抗、コイル、コンデンサ
10週 ・ 正弦波交流と複素表示 ・ 交流回路の複素表示、抵抗、コイル、コンデンサ
11週 ・ 正弦波交流と複素表示 ・ 正弦波交流の電圧、電流、電力の複素表示
12週 ・ 正弦波交流と複素表示 ・ 正弦波交流の電圧、電流、電力の複素表示
13週 ・ 正弦波交流と複素表示 ・ オイラーの定理と正弦波関数
14週 ・ 正弦波交流と複素表示 ・ オイラーの定理と正弦波関数
15週 演習 ・ 前期9〜14週までの内容の復習
16週 前期定期試験 ・ 前期中間試験以降の学習内容
後期
3rdQ
1週 ・ 共振回路 ・ 共振回路
2週 ・ 共振回路 ・ 共振回路
3週 ・ 回路方程式 ・ キルヒホッフの法則、節点解析、閉路解析
4週 ・ 回路方程式 ・ キルヒホッフの法則、節点解析、閉路解析
5週 ・ 交流回路の定理 ・ 重ね合わせの理、テブナンの定理、ノートンの定理
6週 ・ 交流回路の定理 ・ 重ね合わせの理、テブナンの定理、ノートンの定理
7週 演習 ・ 後期1〜6週までの内容の復習
8週 前期中間試験 ・ 前期定期試験以降の学習内容
4thQ
9週 ・ 相互誘導回路 ・ 自己誘導、相互誘導
10週 ・ 相互誘導回路 ・ 自己誘導、相互誘導
11週 ・ 相互誘導回路 ・ 自己誘導、相互誘導
12週 ・ 三相交流 ・ 三相交流電源、三相交流回路
13週 ・ 三相交流 ・ 三相交流電源、三相交流回路
14週 ・ 三相交流 ・ 三相交流電源、三相交流回路
15週 演習 ・ 後期9〜14週までの内容の復習
16週 後期定期試験 ・ 後期中間試験以降の学習内容

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000