計算機演習

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 計算機演習
科目番号 0048 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 情報リテラシー入門編 WIndows10 / Office 2019 対応 (富士通エフ・エム・オー社)  情報セキュリティ人材育成事業により開発された教材を補助教材として使用する。
担当教員 沢口 義人

到達目標

現代社会を支える電子計算機システムについて,演習を通して基本的な知識と利用法を身に付ける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
コンピュータリテラシ情報セキュリティやオフィスソフトについて発展的な内容を説明できる.情報セキュリティやオフィスソフトについて基礎的な内容を説明できる.情報セキュリティやオフィスソフトについて説明できない.
報告書作成とプレゼンテーションオフィスソフトを効果的に用いて,適切な報告書やプレゼンテーションを作成できる.オフィスソフトを用いて,報告書やプレゼンテーションを作成できる.オフィスソフトを用いた報告書やプレゼンテーションの作成ができない.
タッチタイピングタッチタイピングにより高速にキーボード入力できる.タッチタイピングにより適切にキーボード入力できる.タッチタイピングによるキーボード入力ができない.

学科の到達目標項目との関係

 準学士課程(R6) 1B 情報の基礎
準学士課程(R6) 1C サイバーセキュリティの基礎
準学士課程(R6) 4C チームワーク
準学士課程(R6) 6A 制御工学を中心とした基礎工学の幅広い知識の修得
準学士課程(R6) 6B 基礎工学の応用力の修得

教育方法等

概要:
本授業では演習形式で文書作成・表計算・プレゼンテーションのためのオフィスソフトウェアの使用法とタッチタイピングを体得する.併せて情報の表現法や情報セキュリティの基礎知識について学ぶ.
授業の進め方・方法:
ネットワーク情報センターまたは特別教室で演習形式で授業を実施する.授業前半で内容を説明し,後半で各自で課題に取り組む.また,4人程度の班で教職員にインタビューし,その内容についてプレゼンテーション発表する機会を設ける.
注意点:
ディジタルデータは容易に劣化無く複写することができるが,他者の知的創造物の複写物を自身の知的創造物とすることは許されない.このような情報モラルも身に付けて欲しい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業全体の概要を把握し,日本語によるメールの作成と送信ができる.(MCC)
2週 情報セキュリティ 情報セキュリティの基本的事項について説明できる.(MCC)
3週 情報の表現法 計算機内部での情報の表現法について説明できる.(MCC)
4週 オフィスソフトの活用(1) オフィスソフトの概要とタッチタインピングについて説明できる.(MCC)
5週 オフィスソフトの活用(2) Microsoft Word を用いて簡単な文書を作成できる.(MCC)
6週 オフィスソフトの活用(3) Microsoft Powerpointを用いて簡単なスライドショーを作成できる.(MCC)
7週 オフィスソフトの活用(4) Microsoft Excelを用いて簡単な表計算やグラフを作成できる.(MCC)
8週 前期中間試験 前期1週~7週の授業内容について試験問題を解くことができる.
2ndQ
9週 教職員インタビュー 4人程度のグループで,割り当てられた教職員を対象としたインタビューを実施できる.(MCC)
10週 スライドショー作成(1) グループ内で役割分担して,教職員インタビューの内容を説明するスライドショーを作成できる.(MCC)
11週 スライドショー作成(2) グループ内で役割分担して,教職員インタビューの内容を説明するスライドショーを作成できる.(MCC)
12週 プレゼンテーション実施 前週に作成したスライドショーを用いて,グループで発表できる.(MCC)
13週 レポート作成(1) オフィスソフトを応用して,技術者入門Iにおける製作物について説明する報告書を作成できる.(MCC)
14週 レポート作成(2) オフィスソフトを応用して,技術者入門Iにおける製作物について説明する報告書を作成できる.(MCC)
15週 タッチタイプ試験 1分間で90文字以上のタッチタイピングができる.
16週 レポート提出 報告書を完成させて提出できる.(MCC)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。1前2,前3
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。1前1,前2,前4
コンピュータの構成とオペレーティングシステム(OS)の役割を理解し、基本的な取扱いができる。2前1,前4,前5,前6,前7
アナログ情報とデジタル情報の違いと、コンピュータ内におけるデータ(数値、文字等)の表現方法について説明できる。2前3
情報を適切に収集・取得できる。2前1
情報セキュリティの必要性を理解し、対策について説明できる。2前2
情報セキュリティに基づいた情報へのアクセス方法を説明できる。1前2
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。3前2
専門的能力分野別の専門工学情報系分野計算機工学整数・小数を二進数、十進数、十六進数で表現でき、それぞれの間で相互に変換できる。1前3
その他の学習内容ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。1前3
サイバーセキュリティの重要性を理解し、その必要性を説明できる。2前2
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2前9,前10,前11
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2前10,前11,前12,前13,前14
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2前9,前10,前11
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。2前10,前11
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。2前10,前11,前12
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。2前10,前11,前12
情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。2前1,前4,前5,前6,前7,前10,前11
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。2前4,前5,前6,前7,前10,前11
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。2前4,前5,前6,前7,前10,前11,前12,前13,前14
基盤的資質・能力主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。2前9,前10,前11,前12
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。2前9,前10,前11,前12
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。2前9,前10,前11
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。2前9,前10,前11
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。2前9,前10,前11,前12

評価割合

試験発表実技報告書合計
総合評価割合20204020100
基礎的能力55201040
専門的能力10520540
分野横断的能力5100520