概要:
英語ⅡA・ⅡBで培われた英語の音声によるコミュニケーション能力を発展させ,主に高専生として求められるリスニング能力を身に付けることを目的とした授業である。同時に,英語によるコミュニケーションに必要な基本的な文法力を身に付けるとともに,積極的に英語によるコミュニケーションを図ろうとする態度を涵養することも目的とする。さらに,高専生に必要な語彙力を養成する。
授業の進め方・方法:
・3ラウンド・システムの理論に基づき,リスニング活動を中心に授業を行う。伝統的な英語の授業とは大きく異なる部分が多くあるので,指示に従い主体的に授業に参加することが重要となる。
・本授業では『First Step Abroad』の全5ユニットのうちユニット1, 3, 5の3ユニットを扱う。
・毎回授業時にプリントを配布するので,保存用のファイルを用意すること。
・『Step Up Listening』を使って定期的にQuizを行う。欠席等によりQuizを受けなかった場合,1週間以内出れば追試験を認める。
・『COCET2600』の学習については,単語No.1001-1500を学習範囲とし,定期的に語彙Quizを行う(欠席した場合の追試験は認めない)。Quizのスケジュールは授業時に伝える。
・QuizはOffice365を活用して行うので常にサインインできるようにしておくこと。
・『Creative Listening』は,授業外の課題として使用する。
注意点:
・中間試験および定期試験を実施し,試験成績(2回の試験の平均点)を60%,Quizの成績を20%,授業への積極的な参加状況及び課題の提出状況を20%として総合評価する。
・授業中はリスニング活動を中心に行うので,積極的に参加することが重要である。
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
・ガイダンス ・事前テスト |
|
2週 |
・Unit 1 Messages, Step 1 ・Quiz(第1回) |
・機内アナウンスや天気予報などのメッセージを聞き,大まかな内容を理解することができる。
|
3週 |
・Unit 1 Messages, Step 2 ・Quiz(第2回) |
・機内アナウンスなどのメッセージを聞き,正確に聞き取ることができる。
|
4週 |
・Unit 1 Messages, Step 2 ・Quiz(第3回) |
・天気予報などのメッセージを聞き,正確に聞き取ることができる。
|
5週 |
・Unit 1 Messages, Step 3 ・Quiz(第4回) |
・機内アナウンスや天気予報などのメッセージを聞き,言われていることを総合して「結論や発話の意図」を理解することができる。
|
6週 |
・Unit 3 Daily Life, Step 1 ・Quiz(第5回) |
・ファーストフード店や病院などでの日常会話を聞き,大まかな内容を理解することができる。
|
7週 |
・Unit 3 Daily Life, Step 2 |
・ファーストフード店や病院などでの日常会話を聞き,正確に聞き取ることができる。
|
8週 |
前期中間試験 |
・Quiz(第6,7回)の内容は前期中間試験で出題する予定。
|
2ndQ |
9週 |
・Unit 3 Daily Life, Step 2 ・Quiz(第8回) |
・病院などでの日常会話を聞き,正確に聞き取ることができる。
|
10週 |
・Unit 3 Daily Life, Step 3 ・Quiz(第9回) |
・ファーストフード店や病院などでの日常会話を聞き,言われていることを総合して「結論や発話の意図」を理解することができる。
|
11週 |
・Unit 5 Homestay Experience, Step 1 ・Quiz(第10回) |
・ホームステイ中に交わされる会話を聞き,大まかな内容を理解することができる。
|
12週 |
・Unit 5 Homestay Experience, Step 2 ・Quiz(第11回) |
・ホームステイ中に交わされる会話を聞き,正確に聞き取ることができる。
|
13週 |
・Unit 5 Homestay Experience, Step 2 ・Quiz(第12回) |
・ホームステイ中に交わされる会話を聞き,正確に聞き取ることができる。
|
14週 |
・Unit 5 Homestay Experience, Step 3 ・Quiz(第13回) |
・ホームステイ中に交わされる会話を聞き,言われていることを総合して「結論や発話の意図」を理解することができる。
|
15週 |
定期(前期末)試験 |
・Quiz(第14,15回)の内容は前期定期(前期末)試験で出題する予定。
|
16週 |
試験返却,解説 |
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 3 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 3 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 3 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 3 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 3 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 3 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 3 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 3 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 2 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 2 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 2 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 2 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 2 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 2 | |