技術者入門I

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 技術者入門I
科目番号 0050 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業開始時に実験指導書を配布する.また適宜補助資料を配布する.
担当教員 沢口 義人

到達目標

1. 体験学習を通して,技術者として必要な基礎的実験能力と製作能力を身に付けている.
2. 基本的な電子部品・計測機器の取り扱いができる.
3. グループで移動型ロボットを製作・プログラミングし,課題解決ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電子工作技術適切なはんだ付け技術を身に付け,テスタを活用できる.はんだ付け技術を身に付け,テスタを製作できる.テスタの製作ができない.
移動型ロボットの製作グループでの移動型ロボットの製作・プログラミングにより,応用的な課題解決ができる.グループでの移動型ロボットの製作・プログラミングにより,基本的な課題解決ができる.グループでの移動型ロボットの製作・プログラミングによる課題解決ができない.
報告書作成グループでの移動型ロボットの製作・プログラミングについて,応用的な事項も盛り込んだ報告書を作成できる.グループでの移動型ロボットの製作・プログラミングについて,報告書を作成できる.グループでの移動型ロボットの製作・プログラミングについて,報告書を作成できない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 4A 観察力・解析力
準学士課程(R6) 4C チームワーク
準学士課程(R6) 6A 制御工学を中心とした基礎工学の幅広い知識の修得
準学士課程(R6) 6B 基礎工学の応用力の修得

教育方法等

概要:
本授業では,実習形式により電子工作の技術や測定機器の取り扱いを学び,レゴロボットを用いたミニロボコンに取り組む.
授業の進め方・方法:
第一実験室に集合し,出席状況と授業内容を確認して,指定された実験室で実習形式で各種課題に取り組む.
注意点:
授業欠席時にはなるべく早い段階で担当教員に申し出て指示を仰ぐこと.事前の指示に応じて,工具やテスタなどを持参する(忘れ物をしない)こと.分からないことがあれば教職員や3年生の学生に気軽に尋ねて欲しい.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 電子制御工学科における実験実習系科目の概要を説明できる。
2週 テスタの製作(1) テスタを製作する。(MCC)
3週 テスタの製作(2) テスタを製作する。(MCC)
4週 テスタの製作(3) テスタを完成させる。(MCC)
5週 テスタの取り扱い テスタを使った測定ができる。(MCC)
6週 ミニロボコン(1) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
7週 ミニロボコン(2) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
8週 ミニロボコン(3) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
2ndQ
9週 ミニロボコン(4) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
10週 ミニロボコン(5) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
11週 ミニロボコン(6) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
12週 ミニロボコン(7) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
13週 ミニロボコン(8) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
14週 ミニロボコン(9) 3人程度の班ごとに,与えられた課題を解決できるロボットを作成する.(MCC)
15週 ミニロボコン 作成したロボットを動作させ,与えられた課題を解決できる.(MCC)
16週 レポート提出 ミニロボコンに関するレポートを期限を守って提出できる.(MCC)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。2前2,前3,前4,前5
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。2前16
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。2前16
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。2前2,前3,前4,前5
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野(実験・実習能力)電気・電子系分野(実験・実習能力)実験装置・器具・情報機器等を利用して直流や交流の電気的特性を測定できる。2前5
実験装置・器具・情報機器等を安全に正しく利用できる。2前5
直流回路の電気諸量を測定し、結果を考察できる。2前5
分野横断的能力汎用的技能コミュニケーションスキルコミュニケーションスキル他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
基盤的資質・能力主体性主体性自分が果たすべき役割や行動について認識できる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
自分が果たすべき役割や行動を実践できる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
自己管理と責任ある行動自己管理と責任ある行動自分に求められる役割や行動を把握し、確認できる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
やるべきことを実行するための具体的行動や計画を考えることができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
自分に求められる役割や行動を実践し、その過程や結果の振り返りができる。2前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

製作物ミニロボコン報告書合計
総合評価割合204040100
基礎的能力551020
専門的能力15302065
分野横断的能力051015