総合演習

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合演習
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 授業時に適宜プリントを配布
担当教員 坂元 周作

到達目標

1、2年生で学んだ数学および物理、専門分野の電気回路について演習を行い、理解を深化させることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
数学基礎(三角関数、微積分)理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる 理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる与えられた問題を自力で解答することができない
物理理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる 理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない
電気回路理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる 理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない
代数(行列、行列式、逆行列、固有値、固有ベクトル)理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業はこれまで学んできたことを中心に演習を行う。必要であればこれまで使用してきた数学や物理等の教科書を持参すること。
授業の進め方・方法:
簡単な解説を行い、適宜演習問題を解くと共に毎週小テストを課す。
注意点:
授業内容はこれ間の復習が中心となるため、各自それぞれの分野について理解の確認をおこない、予復習を行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、授業の進め方、三角関数(演習) 三角関数の基礎を理解し、問題を解答することができる
2週 微積分基礎(演習) 微積分の基礎を理解し、問題を解答することができる
3週 微積分応用(1)(演習) 微積分の応用(逆関数、対数関数、媒介変数表示)を理解し、問題を解答することができる
4週 微積分応用(2)(演習) 微積分の応用(関数の極値)を理解し、問題を解答することができる
5週 物理基礎(1)(演習) 物理の基礎(ベクトル)を理解し、問題を解答することができる
6週 物理基礎(2)(演習) 物理の基礎(力の釣り合い)を理解し、問題を解答することができる
7週 物理基礎(3)(演習) 物理の基礎(力、運動方程式、摩擦)を理解し、問題を解答することができる
8週 これまでのまとめ これまでの演習内容についてまとめる
2ndQ
9週 電気回路基礎(1)(演習) 電気回路の基礎(抵抗の合成、等価電源)を理解し、問題を解答することができる
10週 電気回路基礎(2)(演習) 電気回路の基礎(オームの法則、合成抵抗計算)を理解し、問題を解答することができる
11週 電気回路基礎(3)(演習) 電気回路の基礎(オームの法則、キルヒホッフの法則)を理解し、問題を解答することができる
12週 行列基礎(演習) 行列演算の基礎(加減乗算)を理解し、問題を解答することができる
13週 行列式(演習) 行列式演算(行列式計算、連立方程式の演算)を理解し、問題を解答することができる
14週 逆行列(演習) 逆行列演算を理解し、問題を解答することができる
15週 固有値、固有ベクトル(演習) 行列演算(固有値、固有ベクトル)を理解し、問題を解答することができる
16週 成績確認 成績を確認する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学三角比を理解し、三角関数表を用いて三角比を求めることができる。一般角の三角関数の値を求めることができる。3
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。3
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。3
行列の和・差・数との積の計算ができる。3
行列の積の計算ができる。3
行列の定義を理解し、行列の和・差・スカラーとの積、行列の積を求めることができる。3
逆行列の定義を理解し、2次の正方行列の逆行列を求めることができる。3
行列式の定義および性質を理解し、基本的な行列式の値を求めることができる。3
導関数の定義を理解している。3
微分係数の意味や、導関数の定義を理解し、導関数を求めることができる。3
積・商の導関数の公式を用いて、導関数を求めることがができる。3
合成関数の導関数を求めることができる。3
三角関数・指数関数・対数関数の導関数を求めることができる。3
逆三角関数を理解し、逆三角関数の導関数を求めることができる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3
微積分の基本定理を理解している。3
定積分の基本的な計算ができる。3
置換積分および部分積分を用いて、定積分を求めることができる。3
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。3
電気・電子系分野電気回路電荷と電流、電圧を説明できる。3
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。3
重ねの理を説明し、直流回路の計算に用いることができる。3
キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。3
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。3
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。3

評価割合

小テスト合計
総合評価割合100100
基礎的能力8080
応用的能力2020