電子回路Ⅰ(前期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子回路Ⅰ(前期)
科目番号 0070 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 岩田 聡編『新インターユニバーシティ 電子回路』オーム社、2008年、2300円(+税)
担当教員 臼井 邦人

到達目標

電子回路の基礎分野としてダイオード、トランジスタなどの半導体素子、信号等価回路、基本増幅回路などについて学び、計算や説明をすることができることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1・ ダイオード、バイポーラトランジスタ、FETについてその動作と特性を理解し、計算ができる。・ ダイオード、バイポーラトランジスタ、FETについてその動作と特性を理解できる。・ ダイオード、バイポーラトランジスタ、FETについてその動作と特性を理解できない。
評価項目2・ 信号等価回路の原理を理解し回路の計算ができる。・ 信号等価回路の原理を理解できる。・ 信号等価回路の原理を理解できない。
評価項目3・ 基本増幅回路の原理を理解し回路の計算ができる。・ 基本増幅回路の原理を理解できる。・ 基本増幅回路の原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子回路の基礎分野としてダイオード、トランジスタなどの半導体素子、信号等価回路、基本増幅回路などについて学ぶ.
授業の進め方・方法:
基本的に教科書に沿って講義を進めるが、教科書で不十分な項目についてはプリントを配布し補足する.
講義を行うと共に演習課題を課し、レポートとして提出させる.
授業90分に対して教科書、配布プリントなどを活用して180分以上の予習、復習を行うこととする.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ 半導体素子 ・ ダイオードの動作と特性
2週 ・ 半導体素子 ・ バイポーラトランジスタの動作と特性
3週 ・ 半導体素子 ・ FETの動作と特性
4週 ・ 信号等価回路(1) ・ 低周波等価回路
5週 ・ 信号等価回路(1) ・ 高周波等価回路
6週 ・ 信号等価回路(1) ・ T型等価回路とhパラメータ(1)
7週 演習 ・ 前期1〜6週の内容の復習
8週 前期中間試験 ・ 前期中間試験までの学習内容
2ndQ
9週 ・ 信号等価回路(2) ・ T型等価回路とhパラメータ(2)
10週 ・ 信号等価回路(2) ・ T型等価回路とhパラメータ(2)
11週 ・ 基本増幅回路(1) ・ バイアス回路
12週 ・ 基本増幅回路(1) ・ バイアス回路
13週 ・ 基本増幅回路(1) ・ 基本増幅回路のバイアス設計
14週 ・ 基本増幅回路(1) ・ 基本増幅回路のバイアス設計
15週 演習 ・ 前期9〜14週の内容の復習
16週 前期定期試験 ・ 前期中間試験以降の学習内容

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野力学力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。3
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。3
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。3
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。3
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。3
着力点が異なる力のつりあい条件を説明できる。3
重心の意味を理解し、平板および立体の重心位置を計算できる。3
速度の意味を理解し、等速直線運動における時間と変位の関係を説明できる。3
加速度の意味を理解し、等加速度運動における時間と速度・変位の関係を説明できる。3
運動の第一法則(慣性の法則)を説明できる。3
運動の第二法則を説明でき、力、質量および加速度の関係を運動方程式で表すことができる。3
運動の第三法則(作用反作用の法則)を説明できる。3
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。3
向心加速度、向心力、遠心力の意味を理解し、計算できる。3
仕事の意味を理解し、計算できる。3
てこ、滑車、斜面などを用いる場合の仕事を説明できる。3
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。3
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。3
動力の意味を理解し、計算できる。3
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。3
運動量および運動量保存の法則を説明できる。3
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。3
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000