電子回路Ⅰ(後期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電子回路Ⅰ(後期)
科目番号 0073 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 泉 源

到達目標

・周波数特性を考慮したオペアンプの増幅回路が設計できる.
・フィルタの原理を理解して,ローパスフィルタの設計ができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1・ 基本増幅回路の原理を理解し回路の計算ができる。 ・ 基本増幅回路の原理を理解できる。・ 基本増幅回路の原理を理解できない。
評価項目2・ 負帰還増幅回路の原理を理解し回路の計算ができる。・ 負帰還増幅回路の原理を理解できる。・ 負帰還増幅回路の原理を理解できない。
評価項目3・ 各種増幅回路の原理を理解し回路の計算ができる。・ 各種増幅回路の原理を理解できる。・ 各種増幅回路の原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オペアンプを使った電子回路について学習をおこなう.
授業の進め方・方法:
座学が中心となるが,現象の理解を深めるためにシミュレーション結果の提示や実際に課題でシミュレーションをおこなってもらうことがある.
注意点:
パラメータからどのような結果になるか把握するために,シミュレーションを有効活用して欲しい.時間があれば,自ら回路製作をおこなって理論-シミュレーション-実機それぞれの差異について検討をおこなって欲しい.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスおよび必要な知識の確認 講義の目標や進め方,必要な知識,評価方法について説明する.
2週 アナログ計算機の設計 加算,減算,積分回路使ったアナログ計算機を設計できる.
3週 増幅回路の周波数特性1 オペアンプの周波数特性を説明できる.
4週 増幅回路の周波数特性2 負帰還による周波数特性を説明することができる.
5週 オーディオ用アンプの設計1 設計手順を説明することができる.
6週 オーディオ用アンプの設計2 設計をおこなったアンプの評価ができる.
7週 まとめ 後期1週〜6週の内容の復習
8週 後期中間試験 後期1週〜6週の学習内容
4thQ
9週 復習
10週 各種フィルタ回路の特徴 各種フィルタ回路の特徴を説明できる.
11週 1次ローパスフィルタの解析 ローパスフィルタの特性を説明できる.
12週 2次ローパスフィルタの解析1 VCVS型の特性を説明できる.
13週 2次ローパスフィルタの解析2 多重帰還型の特性を説明できる.
14週 シミュレータによる動作解析 これまでの回路についてシミュレータを使った解析ができる.
15週 まとめ 後期10週〜14週の内容の復習
16週 後期定期試験 後期中間試験以降の学習内容

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000