電気回路Ⅲ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気回路Ⅲ
科目番号 0077 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 西巻正郎・下川博文・奥村万規子著『続 電気回路の基礎(第3版)』森北出版,2014年,2200円+税
担当教員 臼井 邦人

到達目標

電気回路の応用分野として2端子対回路、過渡現象などについて学び、計算や説明をすることができることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
2端子対回路理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない
過渡現象理論を理解して自ら問題を作成し、解答することができる理論を理解して与えられた問題を自ら解答することができる理論を理解できず与えられた問題を自力で解答することができない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
授業にはノートの代用としてプリントを配布し、これをレポートの代わりとする。各レポートには授業内容を自分でまとめる必要があり、授業を真摯に教授すると共に自分なりの理解をまとめ、記述する必要がある。また、適宜演習を行い、計算と理論に関する理解を深めることを行う。
授業の進め方・方法:
講義を行うとと共に適宜演習課題を課す。また、ノートの代用としてプリントを配布し、授業内容および授業のまとめなどを行う。
注意点:
授業には教科書とノートを必ず持参することとする。例題による演習は理解を深める上で非常に有効であり、演習問題は自ら解いてみることが必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス、授業の進め方 2端子対回路を学ぶにあたり心構えや基本について学ぶ
2週 2端子対回路、Zマトリクス、Yマトリクス(講義、演習) 2端子対回路、Zマトリクス、Yマトリクスについて説明し、計算することができる
3週 2端子対回路、Gマトリクス、Hマトリクス、Fマトリクス(講義、演習) 2端子対回路のGマトリクス、Hマトリクス、Fマトリクスについて説明し、計算することができる
4週 2端子対回路、Fマトリクスの入出力インピーダンス(講義、演習) 2端子対回路のFマトリクスについて入出力インピーダンスについて説明し、計算することができる
5週 2端子対回路、回路変換(講義、演習) 2端子対回路の回路変換について説明し、計算することができる
6週 2端子対回路、各マトリクス要素の意味と変換(講義、演習) 2端子対回路の各マトリクス要素とかくマトリクスの相互変換について説明し、計算することができる
7週 前期中間まとめ(演習) これまでの授業内容についてまとめる
8週 後期中間試験 前期中間までの内容について試験を行う
4thQ
9週 前期中間テスト返却、前期定期までの内容説明 テストに関する解説と今後の予定について説明
10週 過渡現象(講義、演習) RL回路の過渡現象について説明し、計算をすることができる
11週 過渡現象(講義、演習) RL回路の過渡現象について説明し、計算をすることができる
12週 過渡現象(講義、演習) RC回路の過渡現象について説明し、計算をすることができる
13週 過渡現象(講義、演習) RC回路の過渡現象について説明し、計算をすることができる
14週 過渡現象(講義、演習) RLC回路の過渡現象について説明し、計算することができる
15週 前期定期まとめ(演習) これまでの授業内容についてまとめる
16週 後期定期試験 後期中間以降の内容について試験を行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。3
説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。3
社会における技術者の役割と責任を説明できる。3
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。3
情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。3
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。3
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3
グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合8020100
基礎的能力401050
専門的能力401050