到達目標
①技術者倫理の基本的な概念や考え方を、過去の事例を参照しつつ理解できるようになる。
②現代における技術者倫理の主要な問題を理解し、説明できるようになる。
③平等・自由・人権などの現代社会における基本的な概念をもとに、差別などの社会問題を捉えられるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安(優) | 標準的な到達レベルの目安(良) | 未到達レベルの目安(不可) |
評価項目1 | なぜ技術者にとって技術者倫理が必要であるかを説明できる | なぜ技術者にとって技術者倫理が必要であるかを理解できる | なぜ技術者にとって技術者倫理が必要であるかが理解できない |
評価項目2 | 技術者倫理の主要な問題を具体例を挙げて説明できる | 技術者倫理の主要な問題がどのようなものか理解できる | 技術者倫理の主要な問題を理解できていない |
評価項目3 | 憲法の内容を踏まえた上で、差別や人権などの概念の重要性を説明できる | 憲法の内容を踏まえた上で、差別や人権などの概念の重要性を理解できる | 憲法の内容を踏まえた上で、差別や人権などの概念の重要性を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程 1(2)
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準学士課程 1(3)
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教育方法等
概要:
前半は技術者倫理、後半は日本国憲法の内容を中心に授業を行う。特に技術者倫理については、関連する法律や制度の理解だけでなく、AI技術などの新たな問題も取り扱う。
授業の進め方・方法:
講義形式で行うが、授業内で自らの意見を提示する機会を設ける。また、ワークシートの提出が求められる。
注意点:
授業内での作業を真剣に行い、問題の理解に努めること。また、特にAI等の問題は、日々状況が変化する問題であるため、日頃からニュース・新聞等をチェックすることで、社会的な問題になっている点を積極的に理解することが求められる。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション・社会とは何か |
授業の方針・目的および、社会とは何かといった問題を理解する
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2週 |
技術者の社会的責任 |
製造物責任等を例に、技術者の社会的責任、プロフェッショナルとしてのあり方を理解する。 (MCC)
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3週 |
知的財産権① |
知的財産権として、著作権、実用新案権、意匠権、商標権などの諸権利についての基本的な知識を習得する。 (MCC)
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4週 |
知的財産権② |
知的財産権として、特許権と不正競争防止法に関する基本的な知識を習得する。 (MCC)
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5週 |
公害とSDGs |
水俣病を中心として、公害対策や環境保全の問題について基本的な知識を習得する。 (MCC)
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6週 |
グローバル化と技術者 |
公害輸出、および異文化理解の重要性に関する基本的な考え方を身につける。 (MCC)
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7週 |
技術移転・内部告発 |
技術移転、内部告発に関する基本的な考え方を身につける。 (MCC)
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8週 |
情報倫理とAI |
個人情報、情報セキュリティに関する基本的な知識(データの取り扱い・最新事例等)とAIの関係性を習得する。 (MCC)
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2ndQ |
9週 |
AIの利活用事例と倫理的問題 |
AIに関連する倫理的問題を理解する (MCC)
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10週 |
設計の倫理的問題 |
設計を通じて、多様化する社会に対する技術者の取り組む姿勢とは何かを考える。 (MCC)
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11週 |
民主社会の原理と日本国憲法① |
近代立憲主義、国民主権、法の支配についての基本的な知識を習得する。 (MCC)
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12週 |
民主社会の原理と日本国憲法② |
日本国憲法の制定、三大原理、そして憲法改正の手続きについての基本的な知識を習得する。 (MCC)
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13週 |
民主社会の原理と日本国憲法③ |
平等と差別の問題について基本的な知識を習得する。 (MCC)
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14週 |
青年期と自己形成の問題 |
精神的自由に関する基本的な知識を習得する。 (MCC)
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15週 |
現代社会の問題を映像作品を通じて考える。 |
映像作品をもとに現代社会の問題について自分事として考えることができる。(MCC)
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16週 |
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評価割合
| レポート | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |