情報工学(前期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報工学(前期)
科目番号 0090 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 山口和紀編『情報』第2版 東京大学出版会、2017年、1900円(+税)
担当教員 臼井 邦人

到達目標

・ 情報システムの役割について理解できる
・ 情報の記号・符号化について理解できる
・ データ通信理論、情報ネットワークについて理解できる
・ 計算の記述方法、アルゴリズムについて理解できる
・ プログラム言語について理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1・ 情報システムの役割について大変理解できる ・ 情報の記号・符号化について大変理解できる ・ データ通信理論、情報ネットワークについて大変理解できる ・ 情報システムの役割について理解できる ・ 情報の記号・符号化について理解できる ・ データ通信理論、情報ネットワークについて理解できる・ 情報システムの役割について理解できない ・ 情報の記号・符号化について理解できない ・ データ通信理論、情報ネットワークについて理解できない
評価項目2・ 計算の記述方法、アルゴリズム、プログラム言語について大変理解できる ・ 計算の記述方法、アルゴリズム、プログラム言語について理解できる ・ データ通信理論、情報ネットワークについて理解できない ・ 計算の記述方法、アルゴリズム、プログラム言語について理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・ 情報システムの役割、情報の記号・符号化、データ通信理論、情報ネットワーク、計算の記述方法、アルゴリズム、プログラム言語について学ぶ
授業の進め方・方法:
基本的に教科書に沿って講義を進めるが、項目によってはプログラミングやシミュレーションなどの演習を行う。
講義を行うと共に演習課題を課し、レポートとして提出させる.
授業90分に対して配布プリントなどを活用して180分以上の予習、復習をおこなうこと
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・ガイダンス ・全体の概要
2週 ・情報システムの役割 ・情報システムの仕組みと事例紹介
3週 ・情報システムの役割 ・情報システムの仕組みと事例紹介
4週 ・情報の表現 ・情報の表現と記号化
5週 ・情報の表現 ・アナログとディジタル
6週 ・情報の伝達と通信 ・情報の符号化と通信量
7週 ・情報の伝達と通信 ・プロトコル、情報ネットワーク
8週 ・前期中間試験 ・前期中間試験までの学習内容
2ndQ
9週 ・情報の伝達と通信 ・インターネット
10週 ・情報の伝達と通信 ・通信路
11週 ・計算の方法 ・計算の記述とアルゴリズム
12週 ・計算の方法 ・計算の記述とアルゴリズム
13週 ・計算の方法 ・計算の記述とアルゴリズム
14週 ・計算の方法 ・プログラムとプログラム言語
15週 ・計算の方法 ・プログラムとプログラム言語
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。3
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。3
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。3
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。3
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。3
コンピュータシステム集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。3
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。3
ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。3
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。3
情報通信ネットワークプロトコルの概念を説明できる。3
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。3
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。3
インターネットの概念を説明できる。3
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。3
基本的なルーティング技術について説明できる。3
情報数学・情報理論コンピュータ上での数値の表現方法が誤差に関係することを説明できる。3
コンピュータ向けの主要な数値計算アルゴリズムの概要や特徴を説明できる。3
情報量の概念・定義を理解し、実際に計算することができる。3
情報源のモデルと情報源符号化について説明できる。3
通信路のモデルと通信路符号化について説明できる。3
その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。3
基本的な暗号化技術について説明できる。2
基本的なアクセス制御技術について説明できる。3
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。3
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。3
メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000