情報工学(後期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 情報工学(後期)
科目番号 0091 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 山口和紀編『情報』第2版 東京大学出版会、2017年、1900円(+税)  情報セキュリティ人材育成事業により開発された教材を補助教材として使用する。
担当教員 臼井 邦人

到達目標

・ 計算モデルについて理解できる
・ データモデルについて理解できる
・ コンピュータの仕組みについて理解できる
・ ユーザインターフェースについて理解できる
・ 情報技術と社会との関係について理解できる
・ 情報セキュリティーについて理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1・ 計算モデルについて大変理解できる ・ データモデルについて大変理解できる ・ コンピュータの仕組みについて大変理解できる ・ 計算モデルについて理解できる ・ データモデルについて理解できる ・ コンピュータの仕組みについて理解できる ・ 計算モデルについて理解できない ・ データモデルについて理解できない ・ コンピュータの仕組みについて理解できない
評価項目2・ ユーザインターフェースについて大変理解できる ・ 情報技術と社会との関係について大変理解できる ・ 情報セキュリティーについて大変理解できる ・ ユーザインターフェースについて理解できる ・ 情報技術と社会との関係について理解できる ・ 情報セキュリティーについて理解できる ・ ユーザインターフェースについて理解できない ・ 情報技術と社会との関係について理解できない ・ 情報セキュリティーについて理解できない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
計算モデル、データモデル、コンピュータの仕組み、 ユーザインターフェース、 情報技術と社会との関係、情報セキュリティーについて学ぶ
授業の進め方・方法:
基本的に教科書に沿って講義を進めるが、項目によってはプログラミングやシミュレーションなどの演習を行う。
講義を行うと共に演習課題を課し、レポートとして提出させる.
授業90分に対して教科書、配布プリントなどを活用して180分以上の予習、復習をおこなうこと
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ・計算の理論 ・計算のモデル化
2週 ・計算の理論 ・計算のモデル化
3週 ・データの扱い ・データモデル
4週 ・データの扱い ・データモデル
5週 ・コンピュータの仕組み ・コンピュータの基本構成
6週 ・コンピュータの仕組み ・ハードウェア構成
7週 ・コンピュータの仕組み ・ハードウェア構成
8週 ・後期中間試験 ・前期定期試験以降の学習内容
4thQ
9週 ・コンピュータの仕組み ・オペレーティングシステム
10週 ・ユーザインターフェース ・ユーザインターフェースの定義と事例紹介
11週 ・ユーザインターフェース ・ユーザインターフェースの定義と事例紹介
12週 ・ユーザインターフェース ・ユーザインターフェースの定義と事例紹介
13週 ・情報技術と社会 ・情報技術と社会との関係における問題点と事例紹介
14週 ・情報技術と社会 ・情報技術と社会との関係における問題点と事例紹介
15週 ・情報技術と社会 ・情報セキュリティー
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。3
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している3
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。3
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。3後1
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。3
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。3
主要な計算モデルを説明できる。3
ソフトウェア時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。3
領域計算量などによってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。3
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。2
計算機工学基本的な論理演算を行うことができる。3
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。3
論理式の簡単化の概念を説明できる。3
簡単化の手法を用いて、与えられた論理関数を簡単化することができる。3
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。3
与えられた組合せ論理回路の機能を説明することができる。3
組合せ論理回路を設計することができる。3
フリップフロップなどの順序回路の基本素子について、その動作と特性を説明することができる。3
レジスタやカウンタなどの基本的な順序回路の動作について説明できる。3
与えられた順序回路の機能を説明することができる。3
順序回路を設計することができる。3
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。3
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。3
メモリシステムを実現するために考案された主要な技術を説明できる。3
入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。3
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。3
コンピュータシステム集中処理システムについて、それぞれの特徴と代表的な例を説明できる。3
分散処理システムについて、特徴と代表的な例を説明できる。3
ネットワークコンピューティングや組込みシステムなど、実用に供せられているコンピュータシステムの利用形態について説明できる。3
デュアルシステムやマルチプロセッサシステムなど、コンピュータシステムの信頼性や機能を向上させるための代表的なシステム構成について説明できる。3
システムプログラムコンパイラの役割と仕組みについて説明できる。3
その他の学習内容コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。3
基本的な暗号化技術について説明できる。2
基本的なアクセス制御技術について説明できる。3
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。3
データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度レポートその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力0000000
専門的能力80000200100
分野横断的能力0000000