概要:
高精度な機械を作るには、どのように設計し、どのように加工すればよいか、基本となる諸原則(原理)を理解することを目指す。
授業の進め方・方法:
テキストに従って講義を進める。必要に応じて適宜プリントを配布するので学生はテキストの解説を受け内容の理解を深める。
注意点:
授業中理解困難な項目は図書館の関連図書を積極的に調べること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 1 | |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 機械設計 | 標準規格の意義を説明できる。 | 1 | |
許容応力、安全率、疲労破壊、応力集中の意味を説明できる。 | 1 | |
滑り軸受の構造と種類を説明できる。 | 3 | |
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。 | 3 | |
力学 | 力は、大きさ、向き、作用する点によって表されることを理解し、適用できる。 | 1 | |
一点に作用する力の合成と分解を図で表現でき、合力と分力を計算できる。 | 2 | |
一点に作用する力のつりあい条件を説明できる。 | 2 | |
力のモーメントの意味を理解し、計算できる。 | 2 | |
偶力の意味を理解し、偶力のモーメントを計算できる。 | 2 | |
周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。 | 1 | |
エネルギーの意味と種類、エネルギー保存の法則を説明できる。 | 1 | |
位置エネルギーと運動エネルギーを計算できる。 | 1 | |
動力の意味を理解し、計算できる。 | 1 | |
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。 | 1 | |
運動量および運動量保存の法則を説明できる。 | 1 | |
剛体の回転運動を運動方程式で表すことができる。 | 1 | |
平板および立体の慣性モーメントを計算できる。 | 1 | |
荷重が作用した時の材料の変形を説明できる。 | 3 | |
応力とひずみを説明できる。 | 1 | |
フックの法則を理解し、弾性係数を説明できる。 | 2 | |
許容応力と安全率を説明できる。 | 1 | |
引張荷重や圧縮荷重が作用する棒の応力や変形を計算できる。 | 1 | |
両端固定棒や組合せ棒などの不静定問題について、応力を計算できる。 | 1 | |
線膨張係数の意味を理解し、熱応力を計算できる。 | 1 | |
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。 | 1 | |
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。 | 1 | |
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。 | 1 | |
はりの定義や種類、はりに加わる荷重の種類を説明できる。 | 1 | |
はりに作用する力のつりあい、せん断力および曲げモーメントを計算できる。 | 1 | |
各種の荷重が作用するはりのせん断力線図と曲げモーメント線図を作成できる。 | 1 | |
曲げモーメントによって生じる曲げ応力およびその分布を計算できる。 | 1 | |
各種断面の図心、断面二次モーメントおよび断面係数を理解し、曲げの問題に適用できる。 | 1 | |
各種のはりについて、たわみ角とたわみを計算できる。 | 1 | |
部材が引張や圧縮を受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。 | 1 | |
部材が曲げやねじりを受ける場合のひずみエネルギーを計算できる。 | 1 | |
カスティリアノの定理を理解し、不静定はりの問題などに適用できる。 | 1 | |
熱流体 | 流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。 | 1 | |
工作 | 塑性加工の各加工法の特徴を説明できる。 | 1 | |
降伏、加工硬化、降伏条件式、相当応力、及び体積一定則の塑性力学の基本概念が説明できる。 | 1 | |
切削加工の原理、切削工具、工作機械の運動を説明できる。 | 3 | |
計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 1 | |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 3 | |