ロボット工学(前期)

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 ロボット工学(前期)
科目番号 0114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 資料を配付
担当教員 内田 洋彰

到達目標

1.同次変換の概念を理解し、物体の位置や姿勢を表すことができる。
2.マニピュレータの運動学方程式を求めることができる。
3.マニピュレータの逆運動学計算ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 同次変換同次変換の概念を理解し、物体の位置・姿勢を表すことができる同次変換の概念を理解できる同次変換の概念を理解できない
評価項目2 運動学方程式マニピュレータの運動学方程式を求めることができるマニピュレータの運動学方程式を求める手法を理解できる運動学方程式を理解できない
評価項目3 逆運動学様々なマニピュレータの逆運動学計算ができるマニピュレータの逆運動学を計算する方法を理解できる逆運動学を計算する方法を理解できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 2(2) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ロボットの種類、システム構成、制御の基礎となる技術について学ぶ。ロボット・マニピュレータを基本として、その構成と運動学や逆運動学について学ぶ。
授業の進め方・方法:
ロボット・マニピュレータを基本として、種類、システム構成、位置姿勢の表現方法、運動学や逆運動学について学んでいく。理論的な学習はマニピュレータを中心に進めていくが、最新の各種ロボットについても配布資料等で紹介していく。
注意点:
ベクトル、行列計算、三角関数、運動方程式、制御工学Ⅰの基礎知識を使用するのでこれらを復習しておくこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ロボット工学の基本概念 ロボットのシステム構成、基礎となる概念について理解する
2週 ロボット・マニピュレータの構造 基本構造を理解し、物体の操りと関節の自由度の関係を理解する
3週 同次変換 点や面のベクトル表現方法を理解する
4週 物体の位置や姿勢の表現方法を理解する
5週 並進変換、回転変換、座標系について理解する
6週 相対変換、逆変換について理解する
7週 変換方程式について理解する
8週 中間試験(レポート)
2ndQ
9週 運動学 方向、姿勢の指定について理解する
10週 リンクパラメータとA行列の指定について理解する
11週 T行列および運動学方程式について理解する
12週 逆運動学 姿勢変換の解について理解する
13週 スタンフォードマニピュレータの逆運動学について理解する
14週 ひじ形マニピュレータの逆運動学について理解する
15週 変換行列の微分関係 変換式における微分関係とヤコビ行列について理解する
16週 定期試験

評価割合

中間試験(レポート)定期試験発表相互評価態度その他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力50500000100
分野横断的能力0000000