哲学B

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 哲学B
科目番号 0161 科目区分 一般 / 必修選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 授業時に資料を配布する
担当教員 小谷 俊博,小川 祐輔

到達目標

哲学的な問題について主体的に考え、自分なりの考えを形成できるようになる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各授業の問題について自分の考えを明確に主張することができる。各授業の問題について自分の考えをある程度主張することができる。各授業の問題について自分の考えを主張することができない。
評価項目2各授業で取り扱われる問いがどのようなものかを明確に説明できる。各授業で取り扱われる問いがどのようなものかをある程度説明できる。各授業で取り扱われる問いがどのようなものかを説明できない。
評価項目3各授業で取り扱われる問題の背景知識について明確に説明することができる。各授業で取り扱われる問題の背景知識についてある程度説明することができる。各授業で取り扱われる問題の背景知識について説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程 1(2) 社会の理解と教養
準学士課程 2(1) 基礎知識と論理的思考能力
JABEE A-1 人間性と健康な心身

教育方法等

概要:
哲学は、知識の習得よりも主体的に考えることの方がはるかに重要である。考えることに重点を置いた講義を行う。
授業の進め方・方法:
スライドで問題を提起しつつ、適宜考える時間を取る。時に指名して意見を求める、あるいは学生間でのディスカッションを取れ入れる予定である。なお、なお、この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習を180分以上行うこと。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション・認識論① 授業の方針について、および「知っている」とはどういうことかを考える。
2週 認識論② 知識の古典的定義および、その反例としてのゲティア問題を理解する。
3週 認識論③ 懐疑論の代表的な議論を理解する。
4週 言語① 意味とは何かに関する基本的な議論の内容を理解する。
5週 言語② 言語の本性に関する基本的な議論の内容を理解する。
6週 心① 身体と心の関係について基本的な問題を理解する。
7週 心② 思考や理解といった観点から心とは何かを考える。
8週 人格 人格が同一であるとはどういうことか、思考実験を事例に考える。
4thQ
9週 道徳① 道徳的に正しいこととは何か、道徳的に善いこととは何か、について考える。
10週 道徳② メタ倫理学的な観点から、道徳の相対主義について考える。
11週 道徳③ 応用倫理の代表的な問題を考える。
12週 政治 政治の基本原則はどのようなものであるべきかを代表的な理論をもとに考える。
13週 科学 科学とはどのような営みかを、科学哲学の代表的な議論を参照しつつ考える。
14週 芸術 芸術とは何かについて、美学の代表的な議論を参照しつつ考える。
15週 論理 パラドックスなどを事例に、論理とは何かを考える。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力10000000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000