コンピュータ演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 コンピュータ演習Ⅱ
科目番号 j0040 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 新・明解C言語 入門編(柴田望洋:SB Creative)
担当教員 米村 恵一,和田 州平

到達目標

・コンピュータ演習Ⅰで学習した内容が定着し,活用できること.
・「関数」を理解し,プログラム作成に活かせること.
・コンピュータ演習Ⅰからの学習内容を活かして現存のプログラムを改良でき,新しいプログラムを企画・作成することができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1コンピュータ演習Ⅰの内容を理解できている.ある程度,コンピュータ演習Ⅰの内容を理解できている.コンピュータ演習Ⅰの内容を理解できていない.
評価項目2C言語によるプログラミングを作成することができ,人に説明することができる.C言語によるプログラミングを作成することができる.C言語によるプログラミングを作成することができない.
評価項目3学習した内容を活用してプログラミングを改良ないし新たに企画・作成することができる.ある程度学習した内容を活用してプログラミングを改良ないし新たに企画・作成することができる.学習した内容を活用してプログラミングを改良ないし新たに企画・作成することができない.

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) 旧DP_4 情報技術の修得

教育方法等

概要:
・最初は,「コンピュータ演習Ⅰ」で学習した内容を復習し,改めて計算機に慣れることに重点を置く.
・その後,C言語プログラミングにおいて「関数」を取り扱うことで,一層のプログラミングへの慣れと理解を促進する機会とする.
・後半は、自身で作るモノを決め、プログラミングにより実現する「プロジェクト実習」を行う。
授業の進め方・方法:
・本講義は,演習を中心とした授業とする.
・基本的には配布資料により,演習課題を行う形を取る.
・わからない場合には,まずは教科書を使って「自分自身で調べる」ことが大切である.
 どうしてもわからない場合には,学生同士で助け合いながら解決することも有効である.
・成績の算出方法:中間課題(50%)と定期課題(50%)の提出を求める
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 関数 関数を理解する
2週 関数 関数を理解する
3週 関数を用いてディジタルICを実現する 関数を用いたディジタルICの実現方法を理解する
4週 関数を用いてディジタルICを実現する 関数を用いたディジタルICの実現方法を理解する
5週 関数を用いて半加算器を実現する 関数を用いた半加算器の実現方法を理解する
6週 関数を用いて半加算器を実現する 関数を用いた半加算器の実現方法を理解する
7週 関数を用いて全加算器を実現する 関数を用いた全加算器の実現方法を理解する
8週 関数を用いて全加算器を実現する 関数を用いた全加算器の実現方法を理解する
4thQ
9週 プロジェクト実習(1) 作成したいアプリケーションを企画立案を行う
10週 プロジェクト実習(2) 作成したいアプリケーションを企画立案を行う
11週 プロジェクト実習(3) 企画立案したアプリケーションを、プログラムにより作成する
12週 プロジェクト実習(4) 企画立案したアプリケーションを、プログラムにより作成する
13週 プロジェクト実習(5) 企画立案したアプリケーションを、プログラムにより作成する
14週 プロジェクト実習(6) 成果物の質を高める
15週 プロジェクト実習(7) 成果物のプレゼンテーションをする
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野プログラミング変数の概念を説明できる。3
データ型の概念を説明できる。3
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。3
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。3
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。3
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。3
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。3
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。3
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。1
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。1
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。1
主要な計算モデルを説明できる。1
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。3
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。3
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。2
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。3
ソフトウェアアルゴリズムの概念を説明できる。2
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。2
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。2
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。2
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。1
計算機工学コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。1

評価割合

中間課題定期課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力303060
専門的能力101020
分野横断的能力101020