到達目標
MCC V-D-1
評価項目①:コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを理解し、基本的なデータ構造の概念と操作を説明できる。
MCC V-D-8 その他の学習内容
評価項目③:データモデルやデータベース設計法に関する基本的な概念を説明でき、データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目① | 複数のデータ構造の特性・適用場面・利点と欠点を理解している。 | 基本的なデータ構造の構造や使い方を説明できる。 | データ構造の種類や特徴の区別がついておらず、具体的な説明が困難である。 |
| 評価項目② | データベース言語を用いて、複数条件や並べ替えを含む基本的な問合わせを正しく記述できる。 | データベース言語を用いて、単純な条件の基本的な問合わせを記述できる。 | データベース言語で基本的な問合わせを記述できない、または誤った文法で記述する。 |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 情報技術の修得
教育方法等
概要:
本授業では、C言語以外のプログラミング環境として Python を取り上げ、基礎的な文法や組み込みデータ構造、文字列処理、ハッシュ構造などの理解と実装を通して、多様なプログラミング手法を学ぶ。また、データベースの基本概念や SQL による操作を習得し、実際の課題を題材とした総合演習を通じて、システム設計から実装・発表に至る一連の流れを学ぶ。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方】
本授業では、講義と実習を組み合わせ、プログラミング(Python)とデータベースを並行して学びながら進める。各回で新しい知識を習得し、その知識を活かして課題に取り組む形で学習を深める。
【評価方法】
試験:70%(期末のみ実施), 課題: 30%
注意点:
オフィスアワーとして月曜日16時20分から17時として設定しているため、理解できない内容があれば質問に来ること。また、オフィスアワー以外の時間であっても事前にOffice Teamsのチャットなどにより連絡しても良いです。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
ガイダンス |
授業の目的を理解する。プログラミング環境について理解する。
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| 2週 |
新たなプログラミング環境(1) |
C言語意外のプログラム環境としてPythonについて理解できる。
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| 3週 |
新たなプログラミング環境(2) |
C言語意外のプログラム環境としてPythonを用いて簡単なプログラムを作成できる。
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| 4週 |
ハッシュデータ構造 |
Pythonを用いてハッシュの概念に基づくプログラムを作成できる。
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| 5週 |
組み込みデータ構造(1) |
Python における様々な組み込みデータ構造について理解できる。
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| 6週 |
組み込みデータ構造(2) |
Python における組み込みデータ構造の特徴と使い分けを理解し、状況に応じて適切に選択・活用できる。
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| 7週 |
文字列処理 |
応用を視野に文字列処理の様々なプログラムの作成方法について理解できる。
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| 8週 |
復習 |
週1〜週7までの内容について理解を深める。
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| 4thQ |
| 9週 |
データベース(1) |
データベースの役割や特徴を理解し、代表的なデータモデルの基本的な概念を説明できる。
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| 10週 |
データベース(2) |
データベース言語(SQL)を用いて、基本的な問合わせを記述できる。
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| 11週 |
データベース(3) |
複雑な問合わせをSQLで記述できる。
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| 12週 |
総合的課題に取り組む(1) |
データベースを活用できるような現実的課題を自ら見つけ出し、システム化に向けた要件を整理できる。
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| 13週 |
総合的課題に取り組む(2) |
発見した課題に基づいてデータベースを設計できる。
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| 14週 |
総合的課題に取り組む(3)
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設計したデータベースを実装し、SQLを用いて基本的な操作ができる。
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| 15週 |
総合的課題に取り組む(4) |
GUIや使いやすいアプリケーションを用いて、データベースを活用したシステムを構築・発表できる。
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | データ型の概念を説明できる。 | 3 | 後4,後5,後6,後7,後8,後9 |
| 与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 4 | 後1,後2,後3,後7,後8,後9,後10,後11 |
| 与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 4 | 後8,後15 |
| 要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 4 | 後12,後13 |
| 要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 4 | 後14,後15 |
| 要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 4 | 後14,後15 |
| 要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 4 | 後15 |
| ソフトウェア | コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。 | 4 | 後4,後5,後6 |
| その他の学習内容 | データモデル、データベース設計法に関する基本的な概念を説明できる。 | 4 | 後9,後12,後13,後14,後15 |
| データベース言語を用いて基本的なデータ問合わせを記述できる。 | 4 | 後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
評価割合
| 課題 | 試験 | 合計 |
| 総合評価割合 | 30 | 70 | 100 |
| 評価項目① | 10 | 40 | 50 |
| 評価項目② | 20 | 30 | 50 |