到達目標
【MCC:V-D-3 計算機工学】
評価項目1:整数・小数を二進数、十進数、十六進数で表現でき、それぞれの間で相互に変換できる。
評価項目2:整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。
評価項目3:コンピュータを構成する基本的な要素の役割を説明でき、各要素を実現する主要な技術を説明できる。
評価項目4:コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1,2 | コンピュータ上で数を表現する方法が説明できる | コンピュータ上で数を表現する方法を理解している | コンピュータ上で数を表現する方法を理解できていない |
評価項目3 | コンピュータにおける各種アーキテクチャの概念が説明できる | コンピュータにおける各種アーキテクチャの基本項目を理解している | コンピュータの各種アーキテクチャを理解できていない |
評価項目4 | 各コンピュータの仕組みにおけるメリットデメリットを説明できる | 各コンピュータの仕組みにおけるメリットデメリットを理解している | 各コンピュータの仕組みにおけるメリットデメリットを理解できていない |
学科の到達目標項目との関係
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_1 科学技術の基礎知識・応用力の修得・活用
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_4 情報技術の修得
教育方法等
概要:
コンピュータアーキテクチャの基礎を学び、情報工学を学ぶ上で必要となる基礎知識を身に着ける。
授業の進め方・方法:
・配布資料の内容をベースとした講義形式にて行う。講義は配布資料への書き込みを中心として行う。
・授業では教員による説明に加え、理解を深めることを目的とした演習課題も必要に応じて行う。
注意点:
受け身の姿勢ではなく、自分自身で誰かに説明できるようになることを目指して常に授業に取り組むこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,計算機に関する基礎概念 |
この科目の全体像を理解する
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2週 |
データの表現方法 |
コンピュータにおいてデータを表現するための方法について理解する。
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3週 |
数値表現(1)
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2の補数を使ったコンピュータ内の計算について理解する
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4週 |
数値表現(2) 命令の表現方法 |
コンピュータにおける数値の表現方法を理解する コンピュータにおいて命令はどのように表現されているか理解する
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5週 |
アドレス指定方式
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アドレッシング方式を理解する
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6週 |
演習問題(1)
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演習問題を解くことでこれまで学んだ内容の理解を深める
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7週 |
演習問題(2) |
演習問題を解くことでこれまで学んだ内容の理解を深める
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
中間試験の復習 |
試験の復習をすることで理解を深める。
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10週 |
命令の種類 |
コンピュータ内でどのような命令が実行されているのかを理解する
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11週 |
プログラムの基礎
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コンピュータ内でプログラムが実行されるときの手順を理解する
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12週 |
コンピュータの性能評価 |
コンピュータの性能評価に用いられる項目について理解する
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13週 |
CPUの高速化手法の概要 |
CPUを高速化させるためにどのような手法があるのかを理解する
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14週 |
演習問題(3)
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演習問題を解くことでこれまで学んだ内容の理解を深める
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15週 |
前期の復習(4)
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演習問題を解くことでこれまで学んだ内容の理解を深める
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16週 |
期末試験
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 整数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | 前3 |
小数を2進数、10進数、16進数で表現できる。 | 4 | 前3 |
整数・小数をコンピュータのメモリ上でディジタル表現する方法を説明できる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
基数が異なる数の間で相互に変換できる。 | 4 | 前2,前3,前4 |
コンピュータを構成する基本的な要素の役割とこれらの間でのデータの流れを説明できる。 | 4 | 前2,前5,前6,前7 |
プロセッサを実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前5,前6,前7 |
コンピュータアーキテクチャにおけるトレードオフについて説明できる。 | 4 | 前4 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
評価項目1,2,3,4 | 70 | 30 | 100 |