認知科学

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 認知科学
科目番号 j0680 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 使用しない
担当教員 能城 沙織

到達目標

評価項目1.心理学の研究分野における興味深い知見を理解する
評価項目2.様々な事象に影響を与える要因を理解する
評価項目3.進化心理学の考え方を理解する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1心理学の研究分野における興味深い知見についてよく理解できる心理学の研究分野における興味深い知見について理解できる心理学の研究分野における興味深い知見について理解できない
評価項目2様々な事象に影響を与える要因についてよく理解できる様々な事象に影響を与える要因について理解できる様々な事象に影響を与える要因について理解できない
評価項目3進化心理学の考え方をよく理解し説明できる進化心理学の考え方を理解できる進化心理学の考え方を理解できない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R5までのDP) R5までDP_1 科学技術の基礎知識・応用力の修得・活用
準学士課程(R5までのDP) R5までDP_3 教養と倫理観の修得と社会への貢献

教育方法等

概要:
認知科学は、情報工学、心理学などの知見を集積させて、物事の理解の仕組みを解明、開発する分野である。
その中でも心理学に着目し、様々な種類の研究成果を知り、その内容、活用方法について考える。


授業の進め方・方法:
授業は講義+演習形式で行う。
講義は配布資料を中心として行う。授業内ワークシートの配点が大きいため、出席は重要である。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 認知科学とは 認知科学の成り立ちと学ぶ
2週 コワいとは コワいとは何かを理解する
3週 認知と表現 認知科学的側面から見た表現を理解する
4週 感じるとは 感じるということはどのようなことかを理解する
5週 選択とは 選択とは何かを理解する
6週 インタラクションとは インタラクションとは何かを理解する
7週 表情とは 表情に関する知見を理解する
8週 中間レポート 中間課題に取り組む
2ndQ
9週 進化心理学とは 進化心理学とは何かを理解する
10週 血縁者間の葛藤 血縁者間で生じる葛藤について理解する
11週 配偶者選択1 配偶者選択の原理について理解する
12週 配偶者選択2 配偶者選択の原理について理解する
13週 ゲーム理論 ゲーム理論の概要について理解する
14週 学習 ヒトの学習行動について理解する
15週 協力行動 ヒトの協力行動について理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
評価項目13333
評価項目23434
評価項目33333