実験・実習IIA

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 実験・実習IIA
科目番号 ja190 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 担当者より配布する
担当教員 齋藤 康之,吉澤 陽介,安井 希子

到達目標

【MCC:IV-A 工学実験技術】
評価項目1:実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。
評価項目2:実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。
評価項目3:必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。
評価項目4:個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。
【MCC:VI-D 情報系分野(実験・実習能力)】
評価項目5:与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。
評価項目6:与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計、評価できる。
【MCC:VII-B チームワークとリーダーシップ】
評価項目7:チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。
評価項目8:チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。
評価項目9:チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、それらを正しく利用して安全に実験を行うことができる。実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、それらを正しく利用して安全に実験を行うことができる。実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解できないため、それらを正しく利用することができず、安全に実験を行うことができない。
評価項目2実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて表現することができる。実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができない。
評価項目3必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、分かり易い報告書を作成することができる。適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができない。
評価項目4個人あるいはチームとして活動する際、自発的に自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができない。
評価項目5与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、最適な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できない。
評価項目6与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計、評価できる。与えられた仕様に適した組合せ論理回路や順序回路を設計、評価できる。与えられた仕様に合致した組合せ論理回路や順序回路を設計、評価できない。
評価項目7チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて自ら行動できる。チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。チーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できない。
評価項目8チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動が自ら進んでできる。チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができない。
評価項目9チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動が自ら進んでできる。チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(R6) 6A ハード・ソフトウェア、ネットワーク、情報システムの知識習得

教育方法等

概要:
電気・電子素子,オシロスコープ,論理回路の使用方法を学ぶ.
実験テーマごとに報告書(レポート)を作成し,期日までに決められた方法で提出する.
グループに分かれ,ボードゲームを設計・作成し,秋の学園祭での発表に向けて準備する.
授業の進め方・方法:
実験室に集合して,3つの実験テーマに取り組みつつ,学園祭での発表に向けて,グループごとにボードゲーム作成の準備を進める.
各実験終了後に,実験内容をまとめた報告書(レポート)を作成して提出する.
また,クループごとに,作成予定のボードゲーム案を発表する.
注意点:
授業欠席時にはなるべく早い段階で担当教員に申し出ること.
欠席した場合は速やかに追実験を行い,スタッフに課題達成シートの出席確認欄に押印(サイン)・日付を記入してもらうこと.
電気回路,プログラミングの授業内容が深く関係しており,これらの授業と並行して実験が進むため,各々十分に理解しておくこと。
全ての実験テーマのレポートを提出すること.
その他の注意点については,ガイダンスで説明する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,実験テーマ1「論理回路の復習」 実験.実習での注意事項を理解する.
論理式から論理回路を導出し,回路を構築できる.
2週 実験テーマ1「論理回路の復習」,ボードゲームの内容検討 論理式から論理回路を導出し,回路を構築できる.
ボードゲームのテーマを検討できる.
3週 実験テーマ1「論理回路の復習」,ボードゲームの内容検討 論理式から論理回路を導出し,回路を構築できる.
ボードゲームのテーマを検討できる.
4週 オシロスコープの使い方 オシロスコープの使い方を理解できる.
5週 実験テーマ2「光スイッチとモータを用いた周期信号の計測」,ボードゲームの内容検討 光スイッチを構築でき,蛍光灯の点滅周期やモータの回転周期を計測できる.
ボードゲームのテーマを検討できる.
6週 実験テーマ2「光スイッチとモータを用いた周期信号の計測」,ボードゲームの内容検討 光スイッチを構築でき,蛍光灯の点滅周期やモータの回転周期を計測できる.
ボードゲームのテーマ,遊び方などを検討できる.
7週 実験テーマ2「光スイッチとモータを用いた周期信号の計測」,ボードゲームの内容検討 光スイッチを構築でき,蛍光灯の点滅周期やモータの回転周期を計測できる.
ボードゲームのテーマ,遊び方などを検討できる.
8週 ボードゲームの内容検討 ボードゲームのテーマ,遊び方などを検討できる.
2ndQ
9週 実験テーマ2「光スイッチとモータを用いた周期信号の計測」,ボードゲームの内容検討 光スイッチを構築でき,蛍光灯の点滅周期やモータの回転周期を計測できる.
ボードゲームのテーマ,遊び方などを検討できる.
10週 実験3「Arduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力,LCD制御」,ボードゲーム作成案の発表 Aruduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力方法,LCD制御方法を理解できる.
ボードゲームのテーマ,遊び方,回路図,必要機材を説明できる.
11週 実験3「Arduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力,LCD制御」,ボードゲーム作成 Aruduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力方法,LCD制御方法を理解できる.
ボードゲームの機構,外装を試作できる.
12週 実験3「Arduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力,LCD制御」,ボードゲーム作成 Aruduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力方法,LCD制御方法を理解できる.
ボードゲームの機構,外装を試作できる.
13週 実験3「Arduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力,LCD制御」,ボードゲーム作成 Aruduinoを用いたLED点滅制御,スイッチ入力方法,LCD制御方法を理解できる.
ボードゲームの機構、外装を試作できる.
14週 ボードゲーム作成 ボードゲームの機構,外装を試作できる.
15週 ボードゲーム作成 ボードゲームの機構,外装を試作できる.
16週 ボードゲーム作成 ボードゲームの機構,外装を試作できる.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。3前2,前3,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
専門的能力分野別の工学実験・実習能力情報系分野(実験・実習能力)情報系分野(実験・実習能力)与えられた問題に対してそれを解決するためのソースプログラムを、標準的な開発ツールや開発環境を利用して記述できる。3前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
分野横断的能力汎用的技能チームワークとリーダーシップチームワークとリーダーシップチーム活動において意見の相違や対立を踏まえて合意形成に向けて行動できる。3前2,前3,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
チームの協働関係の形成、維持、向上を促すための行動ができる。3前2,前3,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
チーム活動の目標共有を図り、目標達成に向けた行動を実践し、また、チームの協働を促進するための行動ができる。3前2,前3,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16

評価割合

報告書(レポート)合計
総合評価割合100100
評価項目11010
評価項目21515
評価項目31515
評価項目41010
評価項目51010
評価項目61010
評価項目71010
評価項目81010
評価項目91010